フムフムカエル

理解した時に現れるアメフト好きのかえるさん


■いよいよFINAL6へ!
 冬こそはアメフトシーズンなのだそうです。どうして毎回寒いのかなー?と、なんとなく思っていたのですが、本当は冬に外でやるのが醍醐味なのだとか。
 「FINAL6」という、各ディビジョンのリーグ戦を戦ってきたチームが、勝ち点と得失点差で決まるベスト6の決勝トーナメントまであとわずかです。
 今回は、FINAL6直前の試合を見る為に横浜スタジアムにやってきました。

 この横浜スタジアム(略して「横スタ」)は、横浜市民の私にはおなじみの場所なのであります。
 6月の「開港祭」もここで行われます。開港記念日は小学校も中学校もお休みなので、よく行ったものでした。最初に「アメフトは外で」と書きましたが、その条件にぴったりの球場でもありますね。(個人的にはドーム球場も好きなのですが。。。)

 今回のFINAL6は、上位がほぼ決まっている状態でしたが、あと2チームほどはこの日の試合で決まるかも?という状態で、言うまでもなくスタンドも選手も盛り上がっております。

 今回もフムフムと思う事が結構ありましたので、いっぱい書いてみたいと思います。

◆台風の目

 実は開幕戦から今日まで、まったくスタジアムに足を踏み入れてなかったわけではないのです。(と、いいわけがましく云ったりする)
 途中、同じ横浜スタジアムで9月に3試合。10月にドームで1試合を見ていたのです。ドームでの試合は、アメフト観戦歴が私と同じぐらいの友達と一緒でしたが、同じぐらいわかっていたので(?)、かなり盛り上がりました。
 当たり前だけれど、1人で見に行くより断然おもしろいとあらためて思いましたね。

 さて9月に見た時から“台風の目”になるのでは?と、予感のあった「IBM」ですが、今回あらためて見て、やっぱりその予感はあたっていたと思いました。
 選手もベンチも気合十分ですし、雰囲気もよく、アメフトを楽しんでいるのがわかります。残念ながらFINAL6には進みませんでしたが、来年あたりはもしかして…?と思わせるものがありました。

 私はまだリーグ戦がどういう風になっているのか、よくわかってなかったのですが、最近やっとなんとなくわかってきたのです。(チョット遅いかもしれないケド。。。)
 サッカーも好きなのですが、何とかカップ、とか言う名前でしょっちゅう試合をやっているので、未だにわからない…。

 で、このXリーグでは、3つのディビジョンのリーグから成り立っているのだそうです。
 そんなの知ってるぞー、と言う人は多くいるでしょうけれど、私のような初心者はここから入らないとわからないのですよ。
 詳しいチーム分けは、XリーグHP本家にもあるのでここでは書きませんが、3つのリーグの1位と2位が最終的に残って、トーナメント戦を行って優勝を決めるのだそうです。

 だから「FINALなのですね。

◆寒くても試合を見に行こう!
 
 横浜はこの日から寒くなってきました。
 気圧配置が冬型になり、風も強く冷たかったのです。そんな中でも今季の最終試合になるかもしれない日ということもあって、FINAL6出場がかかっていないチームも、本当に気合の入った良い状態で、最後まで試合を楽しませてくれました。

 ふとスタンドを見ると、風が強くて寒い中でも結構お客さんが入っているのですよね。特に日曜日はFINAL6に進むかどうかが決まる試合だった為に、かなりのお客さんが入っていました。今回は家族連れの方が特に多かったです。

 去年、関西に行った時に関西学生リーグの試合を見る機会があったのですが、ご年輩風の家族連れがとにかく多くって、とっても良い雰囲気でした。
 みんな手作りのおにぎりや、お弁当をひろげて見ていたりするんです。一家でスポーツを見に来るって、とっても良い感じですよね。

 ただ、これからは寒くなってくるので、防寒対策は万全にして風邪をひかないようにしてくださいね。

 そんな観客席の中で目をひいた一団がいくつかありました。
 その一つが、どうみても「結婚式帰り」の方々。横スタ周辺は近くにホテルや結婚式場が多く、中華街で二次会をする人も多いので、休日には白いネクタイをした人を多く見るのですが、あの恰好のままスタジアムに来てしまうほどアメフトが好きなんだなぁ…と、妙に感心する一方で、寒くないのかな?と、心配したりもしました。

 なんとなく浮いているようでいて、おめでたい感じがして良いのですが(?)、これからの野外観戦は、ちょっとスーツだけでは寒いかもしれません。
 あ。引き出物は、忘れずに持って帰ってくださいね。

 そして今回、とってもいいなぁ…と思ったのが、女子高生のグループでした。
 土曜日の第一試合。IBMのチアさんたちの正面1列目に座って、熱心に見ておりました。あとからちょこっと、IBMのチアさんたちと話している内容を聞いてみたら、どうやら高校のチアリーダーさんたちだったみたいです。

 制服姿でちょこんと座って、一生懸命応援していて、とてもかわいかったんですよ〜。
 ちょっと男性陣記者の間で話題になってました。ぷぷぷっ。


◆ハーフタイムいろいろ
 
 ハーフタイムに皆さんなにをなさってますか?
 今のうちにトイレに行っておこう。お腹すいたから何か買ってこよう。そんな風に席を離れちゃう人もいるかもしれませんが、ハーフタイムはなかなか見逃せないものがありますよー。

 本場のアメリカでは、決勝戦のような大きな舞台でのハーフタイムに、トップスターを呼んだりして盛り上げていますよね。
 Xリーグでも東京スーパーボウルなど決勝ランクの試合になると、チアリーダーさん達がオールスターで出てきて、会場を盛り上げてくれます。

 でも、実は普段の試合から、ハーフタイムは見逃せないのであります。
 ダイノス近鉄のチアさん達は、フラダンスを取り入れて、女性らしさがとっても素敵なハーフタイムショウになってます。
 チアさんたちはなんでもできるんだ〜と、あらためて感心してしまいました。

 ダイナミックなアクションを入れているところもあります。大抵のチームはチアリーダーさんのダンスをハーフタイムショーにしていて、各チームごとに特色があるので私はとても楽しみなのです。

 だけれど、その中で。
 シーガルズのハーフタイムには、かなり驚きました。
 その時は寒くってしょうがなかったので、ちぢこまって熱いコーヒーを飲んでいたのですが、飲みかけのコーヒーをそのままにして、カメラをつかんで飛び出しちゃいました。

 最初に見えたのは、選手のユニフォームを着た人たちがギターを片手にフィールドに出て行くところだったのです。

 お客さんの間でも、「あれ選手じゃないよな?」「選手にしては細いし…」と困惑した声が。フィールドに出てきたのは、なんとバンドの方達だったのですね。(どうりでアンプとかドラムとかあったわけです)

 あとで広報の方に聞いてみたら、選手の知り合いのバンドだとか。オフィシャル応援ソングまであって、シーガルズ応援席は、ミニライブ状態。それはそれは、大いに盛り上がっておりました。

 ああいう感じのハーフタイムがあると、観客との一体感があっていいですね。ライブハウス等で活躍しているバンドさんだそうなので、興味を持たれた方はまずスタジアムで見てみることをお勧めします。



 日曜日には、お客さんの中から選ばれた人が、フィールドゴール対決!というイベントをやっていました。見事ゴールが決まった人には、試合用の公式ボールが貰えたんですよ〜。(くぅ〜!やりたかったー!)
 サッカーボールは蹴ったことがあるけれど、フットボールは蹴ったことなかったんですもの。しかも、ピカピカのボールが貰えるとあっては、本当に参加したかったです。

 みていると、やっぱり男の人はキック力がありますから、よくとどいてますね。中学生くらいの男の子もいましたが、なかなかうまいです。サッカーでもやってるのかな?
 女性の参加もありまして、そのうちの1人は、スカートをはいてチャレンジなさってました。ゴール側から見ていた私としては、ちょっとハラハラしておりましたが…。
 とりあえずGパンをはいてきますから、今度は是非参加させてください。と言うことで、このイベントをまたよろしくお願いいたします♪



◆審判さんはすごい!
 
 当たり前のことかもしれませんが、審判さんってすごいですよね
 私はルールがなんとかわかってきたという状態なので、反則までは、いま一つわかりません。黄色いフラッグがなげられて始めて、「あ。なにかあったんだ。」っていつも思うんですよ。
 前にも書きましたが、コアなファンになるとスタンドの最上部からでも「ホールディングだ!」とか、わかってしまうんですよね。
 (以前に関西でおじさんファンの方がすばらしいジャッジをしていたことがありました。かなりびっくり!)

 審判さんはどうやって選手達をみているのか?
 反則はわからないまでも、とにかく審判さんの気持ちになって今回の数試合を見てみることにしました。

 審判さんのジャッジはとても的確で、すばやく、その目の動きを読み取ることはできません。あえて言うなら、審判さんは必ず選手といっしょに走って、すぐ側で目を光らせているという事です。
 フムフム。観察終了。

 それでは一緒に走ってみましょう。
 選手からパスが飛んだ!ボールを持って走ってる!あっちか!?いや、こっちだったー!
 ・・・とてもついていけません。(と、いうよりすでにフェイクにひっかかってるし…)

 審判さんの目は2つではないのかもしれません。。。


↑じーっと見ている審判さんと、審判さんになりきってその後ろから写真を撮ってみた



■今回のフムフムカエル

審判さんに注目してみよう! フムフム度:
 最初は選手の数に驚くけれど、アメフトは審判さんも多いですね。誰がどこにいるのか、全然わからないかと思います。
 審判さんの多さを確認出来るのは、黄色いフラッグが飛んで中央に集まった時とかじゃないかと。(あとは最初のコイントスの時とか)
 審判さんの背中には、どこの審判さんなのかわかるようになにか文字が書かれておりますが、詳しくは私もまだわかりません。

 ただ、唯一わかるのは「主審(レフェリー)」さんです。主審さんは他の審判さんと違って白い帽子をかぶっているのです。
 黄色いフラッグが飛んだ時などは、この主審さんがなんの反則なのか言うので、注目してみるとわかりやすいと思います。
 『フラッグ飛んだ→白い帽子の審判さん注目』と、覚えておいてください。
 よく見ていると、反則毎にアクションが違うので、それによってわからない人もわかるようになるかもしれません。






■今回のフムフムはらごしらえ

 前回に引き続き、スタジアム内でこんなものを食べました!という事を紹介したかったのですが…。

 今回は12時からの試合だったので、早めにお昼を食べてから来たのでした。本当は、前回に来た時に目をつけていたものがあったのですけれど断念。今回はあきらめることにしました。

 でも横浜スタジアムは、すぐ近くに中華街があるんですよね。試合が終わったあとは、お気に入りのお店に直行しました。横浜スタジアムでの楽しみは、試合が終わってからもあるんです♪

 …と、ここで終わる「フムフム」ではありません。しっかり次への下調べもしました。
 それはまた、次回のフムフム@FINAL6ででも…。

Photo&Text By NAOKO SUZUKI