食欲の秋、スポーツの秋
 フムフムカエル

 まぁ「後者」はタテマエで「前者」が本音と言う事で…
■雨が多いですねぇ…

 秋ですね。こんにちわです、ふむふむフットボールの時間です。皆様どんな秋のテーマと共にお暮らしでしょうか。
 個人的なことですが、フィットネスのジムに行き始めました。きっとすっきりとした自分に生まれ変われると思います。(間違って筋肉ムキムキになったらどうしょう)
 選手の皆さんは、身体をシーズンに合わせて調整するわけですから、いまがまさに『油ののったサンマ』のような状態なわけですよね。
 (いえ、そうでなくてはなりません。)


★☆新生・川崎球場☆★

 サンマはいまが食べごろですが、アメフトはこれから年末とお正月にかけてどんどん盛り上がっていきます。
 まさに見るなら今!ですよ。注目ゲームには、是非!球場まで出かけてみてください。

 と、言うわけで新生・川崎球場へ行って見ることにしました。


◆台風めぇええ〜

 今年の10月、最初の3連休はまさに毎日がアメフト三昧となりそうな予定が組まれておりました。
 それが連休初日に関東を襲撃した台風が、初日の試合を延期にさせ、その後もお天気がまったくよくならず、せっかくの外での試合なのにー、と恨めしく空を見上げるしかありませんでしたね。
 台風一過って晴れるはずなのに、どうして今年はいつまでもお天気にならなかったんでしょうね。まったく。


ころんでも痛くない?かも。
 それでも日曜日の川崎球場は、結構たくさんの人が観戦に来ておりました。
 新生・川崎球場は、関東で初めてアメリカンフットボール用に改造された球場だそうで、アサヒビールシルバースターさんが本拠地にしております。

 昔はパ・リーグの球団ロッテが本拠地にしていたのですが、当時の観客席などはすべて取り去り、代わりに芝生を植えてお客さんはそこに座る形になっております。
 まだロッテがいた頃にあった球場外のお好み焼き屋さんなどはなく、ちょっと寂しい感じもありますが、こうしてまた利用されていると、嬉しい気持ちもありますね。


 この球場は、一応アメフト専用に作りましたということでしたが、野球ももちろんできます。野球場としての「なごり」も、そこかしこにあったりします。
 アメフト仕様にしてはいるのですが、今ダウンは何回目?とか、フィールドのどの位置なのか?タイムアウトの数は?等々、細かいことがわからないのは、ちょっと不便に感じましたね。
 でも、芝を張り替えたとのことで、なるほどふさふさでした。あれなら転んでもすべっても多少は痛くないかも…、なんて思いました。

 そう!それと、川崎球場に行かれる方にご注意です。
 JR川崎駅からは歩いても行けますが、バスでも停留所4つ目ほどです。バスを降りるとすぐなのですが、道路を横断してから手前のなんだか盛り上がっている方のゲートをくぐらないようにしてください。人が多くて妙に盛り上がっているのですが、そこは私達が目指す場所ではありません。(ソコは競輪場であることがあとで判明。。。)

 その盛り上がりを越えて、先の方にある球場のライト方向を目指して歩いてください。
 もしフェンスにぶつかっても「入れないぃ〜」と泣かずに右にシフトしていきましょう。きっと入口が見つかるハズです。

 イメージとして川崎球場は他の球場より、「より近い」ですね。選手の気合や、チアさんの応援など、身近に感じられるかと思います。
 私が行った台風の時は、ちょっと肌寒いって感じでしたが、お天気のよい時でしたら、きっともっと気持ちよく観戦できるでしょう。あと、シートは必需品かもしれません。ベンチもあるのですが、お洋服の汚れとか気になる方は持っていってくださいまし。

●川崎球場の雰囲気●

雨仕様。大変です。

個人的にここは登ってみたいと思う

その横は野球場のなごりが…

◆ボールの行方・その2

 前回ボールの行方についてお話しましたが、今回もちょっと違う意味でのボールの行方についてお話しようかと思います。
 今回の注目点は「パス失敗」と「ファンブル」についてです。

 クォーターバックがボールをセンターから受け取ってどうしようか考えております。
 ここでパスをすることにしました。パスが失敗すると(「パス・インコンプリート」とか言うとちょっと通っぽいです)、その時点でその回のダウンは終了します。

 私だけかもしれませんが、私は最初のころ「ファンブル」と「パス失敗」の区別がつきませんでした。
 ある時、パスしたボールを受ける人が落としてしまって、「あーあ、失敗しちゃったよ」とか思っていたら、そのボールを相手方が拾って走ろうとしたことがあったんですよ。
 えっ?えっ?いまのナニ?と、すかさず近くにいた人に聞いたりしました。(← 私の場合、大抵近くにいる人はスコア付けのお仕事をしてるか、写真を撮っている人なので、きっと私がそばにいると、ちと迷惑であろう)

 そもそもパス成功(パス・コンプリート)は、ボールを受け取ってしっかりもった時点だと思うのですが、その辺の判断は審判さんまかせなのでしょうか。
 しっかり持った後に落としたのなら、それは「パス成功のあとのファンブル」になり、単なるパス失敗とは根本的に大きな違いがあるのです。
 でも微妙なタイミングってありますよね。そういう時はどうなるのかなー?って思うんです。その辺の見定めはシロウトにはまず無理。まさに審判さんは神様です。はい。

 ところで「ファンブル」ってなんでしょうね。
 簡単に説明しますと、ファンブルとは「ボールを持っている人がボールを落とすこと」を言うみたいなのです。
 通常アメフトでは「攻め(オフェンス)」と「守り(ディフェンス)」が、はっきり分かれているので、ボールはもちろん「攻撃側」が持っています。

 ただし、しっかり持っているハズのボールが、なにかの拍子にコロコロ、と転がってしまった場合。
 例えば、QBがボールをRBに渡そうとしますよね。そのときにうまく渡せずに手からこぼれたボールが、コロコロ転がったら、もう大変!
 それはどっちのチームのボールとか言うものではなく、拾ってしまった方のボールになるのです。

 運良く攻撃している側が拾えばいいですが、敵方が拾ってしまった場合、それは「ターン・オーバー」と言って、攻撃権が逆転します。
 いままで守備をしていたチームは、突然その場で攻撃側になるのです。前々回お話した「パス・インターセプト」も、そうですね。


五洋建設さん盛り上がっております。

もちろんこちらも負けてません。

小雨の中がんばる選手達

◆初心者的みどころ

この時の試合(日曜日)では、いろいろな反則が出てましたね。
その中の一つ「ラフィング・ザ・パサー」をご紹介したいと思います。



●ラフィング・ザ・パサー

 明らかにボールを投げた後のパサーに突き当たったり、地面に投げつけた場合。パーソナルファウルの一つ。パスプレー中の反則。

 …と、すでによくわからない暗号がルールでは説明されています。
 ぱさー?ぱーそなるふぁうるぅ〜???っていうくらいの初心者には、とても理解できるシロモノではありません。


腕を上から下へ〜♪
 川崎での試合で出たファアルでしたが、現地にいらした初心者の方、わかりましたでしょうか?
 まずボールを持ってる人(QBとか)がいますね。この人が投げます。この時、 投げる前にタックルでQBを仕留めたら。。。 そうです、前回お話ししたQBサッーク!、ディフェンスのビッグプレーですね。

 でも例えばボールを投げ終わった人に対して、明らかにボールをもってないにもかかわらず、タックルなどしてしまった場合に、この反則がおきます。
 アメフトは安全第一。スポーツマンシップにのっとったスポーツなので、これは危険行為とされてしまうのですね。


 でもねぇ…。
 あ!ボール持ってる!止めなきゃ!って突っ込んでいくとしますね。
 ボール持ってる人は、必死に突っ込んでくるディフェンスの人(の顔、こわいカモ、、、)を見て、早くパスしなきゃ!って思うわけですよ。そうしてボールをパスします。
 で、ディフェンス側としては止めよう!と勢いよく走っていくわけです。勢いって、ついているほど止まらないものですよね。
 でもボールを投げた直後の人は身体が伸びきって、体勢が不安定なので、危険な状態なんですよね。気をつけたいものです。

 ちなみにこういう危険な行為の反則は、罰則も厳しく、なんと15ヤード!!
 そのパスが成功した時には、その場所から15ヤードの罰退(守備側の反則だから、とうぜん攻撃が前進!)だそうです。

 悪気はないんですが勢いがついてやってしまった…ということも多いでしょうから、ちょっとこの罰則はツライですね。




■「正解」の場所(ボールを持ってる人)の方が「山」が大きい

 ちなみに。

 左の写真はオマケです。
 前回お話した、「気がつくと山になっている」というボールを持っている人の山。
 現物が撮れましたので、お伝えしたくて♪




■フムフムカエル先生とお茶を

フムフムカエル先生台風にアタられるの巻
 今年のフムフムカエル先生は、台風が多くて大変なようでした


 川崎球場も変わったケロ〜。昔はロッテvs南海の試合とか、お客さんの少なそうなゲームがこれまたよくってね〜。

 いつの頃のお話をなさっているのですか、先生。トシがバレますよ。


 いやー、球団が本拠地を変えると聞いた時には、パ・リーグファンとしては悲しかったものだけれど…見事に復活したケロね。
 アメフト用に芝を張り替えたという、あの球場を見たケロか?すばらしかったケロ。


 先生、パ・リーグファンだったのですか!?…初耳です。
 でもホントに、球場が生き返りましたよね。観客席もちゃんとあって、しかも選手に近いって感じだし。


 でもせっかくの屋外ゲームも今年は残念だったケロね。
 台風の影響で土曜日の試合は中止になったケロ。しかも、台風が行ったあとは晴れるのがお約束なのに、ずーっと雨だったケロ。

 でもまぁ来年からも、あの球場での試合がいっぱい見れるわけですよね。


 そうだケロ。本拠地にするチームもあることだし、球場もきっとよろこんでいるケロ。

 またあの場所で歓声が聞こえるようになるのは嬉しいですね。


 うーん…。ロッテの頃はあまり外野に人がいない方がおもしろかったケロ。

 先生のオススメは変わってるから理解できません。


 野球もアメフトも外野がおもしろいってことケロ〜。




Photo&Text by NAOKO SUZUKI