新しい球技場
フムフムカエル

 アメフト大好き。でも久しぶりに試合をみて、ルールがあやしくなってしまったカエル先生。
■シーズンまっただなかですね!

 現在、Xリーグのアメフトはリーグ戦真っ只中です。
 各地で試合が行われておりますし、関西と関東のどちらも同じ日程で行われていたりするので、すべてを見るのは不可能になってますね。

 そんな中で、私は新しいアメフト用球技場だ!という「アミノバイタルフィールド」に行ってきました。


★☆アミノバイタルフィールド☆★

◆とびたきゅう駅


チアさんは華です♪

 関東学生の試合が行われるのもここだそうで、とにかく「アメフト用に作った!」というのが惹かれます。行かれた事がある方もまだ少ないかもしれませんので、まずは場所のチェックからしますね。

 東京からですと、新宿から京王線にのって飛田給駅まで行きます。

 そして私はさっそく新宿の改札で駅員さんに聞いてみましたよ。
 「ひだなんとか…っていう駅に行きたいのですが…」。
 駅員さんは冷静に言いました。
 「とびたきゅうですね。3番線の電車にのって調布で乗り換えてください」と。

  なるほどあの漢字は「とびたきゅう」と読むのかと、漢字のニガテな私はその名前をかみしめつつ3番線に向かいました。

すでにホームにはアメフト観戦に行かれると思われる方々が、何人も並んでおりました。(「飛田給で降りるんだよなぁ?」って話しておられましたから・・・)
 なんだ、この人たちの後を付いていけばいいんだ。その時、私はそう思いましたね。
 電車がきて乗ります。すいているので座ります。しばらくして混みはじめます。電車は準急か特急だったので、調布までは2駅でした。

 さて、ここからは普通電車に乗り換えます。普通電車じゃないと飛田給駅には止まらないからです。でも、さきほどのアメフト観戦らしき集団は、この調布駅でホームの向かいに来ていた急行に乗ってしまいました。

 その様子を、一瞬固まりつつ見送りながらも、自分の乗る電車にも自信がもてない私。
 結局私は「とにかく普通で行こう。3分待てば普通がくるんだから」と、次に来る「普通」に乗りこんで、飛田給駅で降りられましたが、先ほどの急行に乗っていってしまった方々は、無事に降りることができたのでしょうか…?声をかけてあげればよかったのでしょうか…。


◆アミノバイタルフィールド

 案内地図では駅前に見えるアミノバイタルのアメフト用のフィールドも、現地にいくとちょこっと歩きます。
 駅から見える立派そうな円形の建物ではなく、その向こう側にあるのがアメフト用のフィールドなので、キモチ的にも注意です。

 しかし、草野球場的なフィールドをイメージしていましたが、意外にもフィールドはすばらしかったです。
 競技フィールドには人工芝が張られ、その周囲には芝がひかれておりました。スタンドもパイプ作りながら、十分な広さがあり、トイレも綺麗でしたよー。(←女性としてはここポイント高い)

 場内に自販機は3台ほどありましたが、駅前にコンビニがありますから、ここで飲み物や食べ物を買って来てもいいですね。

 試合を見ていると、途中でごーっという音が聞こえてきました。「なにかなー?」と見上げると、飛行機が飛び立っていきます。大井競技場でも近くに飛行機が見えて、いいなーと思っておりましたが、ここでも飛行機が見えて、気分的にも高揚します。

 しかもそれだけではなく、その飛行機が飛び立った数十分後。今度は上空から色とりどりのパラシュートが降りてきたのでした。どうやらパラグライダーも行われているようですね。ふわふわゆらゆらとキモチよさそうでした。

 アミノバイタルフィールド周辺はそんな感じで、スタンドも座りやすく、雨や雪がふったらさすがにツライかもしれませんが、なかなかいい競技場ではないか、と思いました。
 今季のXリーグはこれで最後かもしれませんが、来年もこのフィールドで行われるかと思いますので、是非行ってみてはいかがでしょうか。

会場の雰囲気

見上げると飛行機

見やすい得点掲示板

スタンドから見た風景

◆初心者的みどころ

 さて今回は、ここでも何度となく書いている審判さんの動きについてご説明します。
  とにかく黄色いハンカチが投げられたら、審判さんの動きに注目ですよー、と言うことでしたよね。特に主審である白い帽子をかぶった審判さんには注目ですよ。

 下にある写真(左)は、審判さんがすべて集まって、直前に起きた反則について話し合っております。
 主審の審判さんがすべての反則を見ているわけではなくって、大勢の審判さんが試合をチェックしているのです。だから見てないから大丈夫かも…と思っても、実は見られていたなんてことがあるかもしれませんよ。気をつけなければいけませんね。

 そして主審の審判さんは、反則が決まると最後に反則の名前とともに、罰則を言います。(写真中央)
 この時見ていた人の、少なくとも初心者の多くは、反則の内容がわかるという寸法です。

  今回の試合では、第一試合の4Qでしたか。双方に反則がでて(ちょっとココチェック)、打ち消しあうという状況がでました。 同じような反則を、両方のチームが行ったときは、相殺して罰則はなくなります。
 こういう場合は、双方ラッキーという感じですね。

反則の瞬間(その他)

相談中
後ろに立っている選手は関係ナイ

決まったらしい。注目の瞬間。

ちょっとかわいいので撮ってみました



■フムフムカエル先生は語る

フムフムカエル先生、チト愚痴るの巻
 フムフムカエル先生は、初めてのアミノバイタルフィールドでちょっと興奮した。

毎年のことなんだけれど、西の試合と東の試合が一緒にある日ってツライケロ。

 どちらも同じ日程ですから、見たい試合が重なると確かに大変ですよね。

とりあえず関東にいるときは関東の試合。
 関西にいるときは関西の試合と、思ってはいるのだけれど、これがなかなか…難しいケロ。


 体は1つですからねー。

そうケロ。
飲み会に同じ日に誘われて、どちらもミリョクがある場合に困るのと同じくらい困るケロ。

 たとえがわかりやすいですね。なんというか、わかりすぎてイヤですが…。

どちらも行くことにして、最初に行ったほうでしこたま飲まされた場合は大変だケロ。
 これも付き合いだからしょうがないと思いつつ、飲み会のダブルヘッダーは、同じ飲み会の2次会よりつらいケロ。

 …。要約すると同時に2つの試合が見れなくって悲しいといいたいわけですね。

早い話がそうケロ。
 実はこの時に行った試合でも、ファンが色紙を持って、選手を待ってたケロ。
 高校生くらいだったかな…。「声かけろよ」「お前がかけろよ。あ、行っちゃうぞ!」と、2人してワイワイ言いながら、カメラ片手にサインをもらいたそうにしてたケロ。
 ああいうのを見ると、ほほえましくなるケロ。

 そうだったんですかー。選手もかっこいいけれど、その選手にあこがれる子供の姿もいいですよね。そういう意味ではアメフト会場って、選手とファンの距離が近い気がしますね。




Photo&Text by NAOKO SUZUKI