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 ベースボール、サッカーなどの例を挙げるまでもなく、様々な国内スポーツ競技が世界へと挑戦の舞台を拡げ、発展を続けていく昨今、アメリカンフットボールにおいても、NFLヨーロッパや米国アリーナフットボールリーグなどへの参戦を通じ、海外でのスキルアップを求める国内選手も数多く現れるようになってきた。
来日した5人のコーチ  そのような状況の中、日本社会人アメリカンフットボール協会(以下、NFA)が、世界に通用するフットボールプレーヤーを育むための強化育成方針のひとつとしておこなったのが、今回のジョン・ポント・レジェンドクリニックだ。

 本場米国からカレッジの一流コーチを招聘し、2月26日(関東会場)と27日(関西会場)の2日間に渡って行われたこのクリニックには、東西合わせて538名の現役フットボーラーや国内の指導者が参加した。

 特に高校生などの若年層と、日本代表クラスらトップ選手の中間に位置する「標準層」が数多く在籍するXリーグや関東、関西の学生リーグからの参加者が、協会の垣根を越えて数多く受講し、この層の底上げがそのまま競技の発展に直結することを考えると、大きな収穫を得る2日間となった。
テリー・ヘップナーHC  学生、社会人の各チームとも、それぞれに本場アメリカのコーチには独自のコネクションがあるが、現在もXリーグに籍があり、かつ国内フットボール事情を周知している、元・学生援護会ROCBULLヘッドコーチ(現、アドバイザー)のジョン・ポントコーチにコーディネーターをお願いしたことは「最高にいいボタンを押した」(輿NFA国際委員長)という結果に繋がる。

 ジョン・ポントコーチへの依頼に直接あたった山川JPC実行委員長は「私自身の人生とフットボールの師匠でもあるコーチポントなので緊張の連続だった」と話すが、同氏の熱意が伝わり、ジョン・ポントコーチは「私自身もXリーグの一員。本物のフットボールマインドを伝えたい、マイアミ大のコーチ陣は"パッション"(情熱)を大切にしている」と、最高のコーチ陣を準備した。

 最高のコーチ陣来日の背景には、偶然も味方した。 
 昨秋9月の時点でマイアミ大ヘッドコーチであったテリー・ヘップナーコーチが、来日コーチングスタッフをアレンジしていたのだが、年末になってヘップナーコーチが、インディアナ大のヘッドコーチに移籍就任が決定したのだ。
ジョー・パーシクコーチ  ジョン・ポントコーチを通じた窓口役も担っていた古作JPC実行委員が「正直、大変焦った」と後日話すように、この状況の変化は来日不可能な事態にもなりかねない。

 しかし、山川JPC実行委員長や山本JPC実行委員らの熱意ある依頼が通じて、なんとマイアミ大の新ヘッドコーチであるシェーン・モントゴメリーヘッドコーチの参加も急遽決定。
 米国一流カレッジフットボールチームのヘッドコーチが2人揃って、クリニックを担うという大変な幸運に恵まれる。

 この2人の偉大なヘッドコーチは、マイアミ大からWRコーチのブライアン・フォン・バーゲン氏、インディアナ大からは、OLコーチのボビー・ジョンソン氏、ディフェンスコーディネイターのジョー・パーシク氏という、情熱溢れる若手のコーチ陣を引き連れてやってきた。

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