X League
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解説記事
東京三菱銀行 VS 学生援護会
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京三菱銀行センチュリアンズ 0 0 0 0 0
学生援護会ROCBULL 13 0 0 3 16

学生援護会が東京三菱銀行を下してXリーグ初勝利!
 前節、古豪日産プリンス東京スカイライナーズを下して、意気上がる東京三菱銀行センチュリアンズと、リクルートシーガルズに大敗した学生援護会ロックブル。
 上位進出のために互いに負けられないゲームは、学生援護会のキックオフで始まった。

 東京三菱銀行は立ち上がり、大森、森分の両RBを使い分け1stダウンを奪い、さらにSE杉原へのパスなどでダウン更新を続けた。しかし、学生援護会陣39ヤードで、4thダウンギャンブルに失敗。学生援護会に攻撃権を渡してしまった。
 好機を得た学生援護会は、スタートQB吉田がRB中島、江口、五嶋らを走らせ、最初の1stダウンを奪うや、さらに江口が左オフタックルを突いて29ヤードのロングゲイン。東京三菱銀行陣7ヤードまで迫った。
 先制点を阻もうとする東京三菱銀行だが、3rdダウン残り1ヤードをRB五嶋があっさり決め、これが学生援護会のXリーグ昇格後初TDとなった。

 反撃を目指す東京三菱銀行は、不運にもQB北沢が学生援護会のハードヒットにあい、右足首を痛めて戦線を離脱。QBは前川に交代した。
 東京三菱銀行はドライブを続けられず、パント。これをリターナーに入った学生援護会の江口が好リターン。相手陣46ヤードからの攻撃となった。
 ここでQB吉田は、前回のリクルート戦で不発だったパスを繰り出す。3rdダウン5からのミドルパスをWR佐々木がキャッチしてダウン更新。次のプレーで五嶋のランを見せた後、プレイアクションパスが高く浮いたところを、佐々木が背を伸ばしてのキャッチ。そのまま32ヤードのTDランとなった。TFPは失敗したものの、第1Qで13−0と学生援護会がリードを奪った。

 QB北沢と交代した東京三菱銀行QB前川も、オプションこそ有効だったものの、パスインターセプトや、QBサックを受けるなど学生援護会ディフェンスの壁を突き崩せない。
 後半に入り、QB北沢が復帰。しかし、北沢も学生援護会ディフェンス陣の激しいラッシュと、本降りの雨のなかでインターセプトを喫するなど、もどかしいプレーが続いた。

 第4Q2分。学生援護会K白鳥に27ヤードFGを決め、ゲームの流れは完全に学生援護会ペースに。
 タイムアップ直前には、QB北沢がSE村田へのパスを通し始めるが時すでに遅し。結局、学生援護会が完封で東京三菱銀行を下し、うれしい昇格後初勝利を納めた。

 ジョン・ポンドヘッドコーチは、「初勝利はいつでもいいものです。選手の気持ちにゆとりが生まれるでしょう。今日は4人のRBががんばりました」と目を細めたが、次戦は東京海上ドルフィンズ。2年前、試合終了直前にXリーグ昇格を阻まれた相手だ。
 「借りを返しますよ」とポンドコーチ。後半敵陣直前に迫りながら得点出来なかったことなど、反省点を修正して、リベンジに挑む。

 一方、東京三菱銀行は次回、東京海上に圧勝した鹿島ディアーズが相手。上位進出には厳しいシーズンとなりそうだ。



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