X League
リーグ記録集 1997〜2005 記録集TOP 閉じる
   
解説記事
鹿島 VS 東京三菱銀行
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 14 17 0 17 48
東京三菱銀行センチュリアンズ 0 0 0 0 0

鹿島攻守ともに絶好調。東京三菱銀行を圧倒!
 先週、日産プリンス東京に惜敗した鹿島ディアーズが、東京三菱銀行センチュリアンズを圧倒して2勝目をあげた。敗れた東京三菱銀行は1勝2敗。

 鹿島は先週敗戦の嫌な雰囲気を第1Qから払拭した。
 RB堀口のロングランで敵陣に入り、4分1秒。RB児玉が一気にエンドゾーンを陥れて、先制TDを奪う。

 東京三菱銀行は、ファーストシリーズ最初の攻撃で新人QB前川洋平(同志社大)からRB森分にバックパス、これを森分がパスするフリーフリッカーで敵陣43ヤードまで大きく前進。
 しかし、その後は鹿島ディフェンスが東京三菱銀行のランプレーを全て粉砕してパントに終わらせる。

 攻撃権を獲得した鹿島は、RB関澤やWR橋本へのパスで敵陣25ヤードまで進む。そして8分48秒にQB鈴木から左サイドを走るTE八百板へパスが通りTD。14−0と差を広げていく。

 第2Qに入って、鹿島はQBを鈴木から川上に代えてオフェンスを進める。RB堀口の連続ランプレーで敵陣3ヤードまで攻め込み、残りをRB池場が中央を突破してTD。
 その直後、東京三菱銀行はキックオフされたボールをリバースプレーでKR川井が好リターン、大きくゲインしたが、5分44秒、鹿島DB竹下にQB前川の投げたパスをインターセプトされ、攻撃のリズムを掴むことができない。

 一方の鹿島はWR酒匂へのパスで着実に前進を重ね、8分44秒に新人RB平手聡(近畿大)が3ヤードを走り切りTD。28−0とする。
 さらに前半終了残り8秒にはK中筋が21ヤードFGを決め、31−0と大きくリードした。

 後半、鹿島はQBに笹野を投入。敵陣深くまで攻め込み得点圏内に入るものの、反則などのミスで追加点が奪えない。東京三菱銀行も鹿島の強力ディフェンスの前にチャンスらしいチャンスを作り出すことができない。

 第4Q。鹿島は平手のランと八百板へのパスでファーストダウンを更新して6分5秒、RB山本(信)が中央を走り抜けTD。待望の追加点をあげる。
 さらにDB佐山のインターセプトからのチャンスにRB池場が9ヤードを走りTD。加えて新人DB白井健泰(京大)が9分30秒にインターセプト。このチャンスも生かしてK中筋が26ヤードFGを決め、鹿島は48−0と東京三菱銀行を完封、大量得点で2勝目をあげた。

 勝った鹿島の金氏監督は「うまくいっている時といっていない時の差が大きい。特に相手がタフな時はうまくいかない時が多い。ということは、チームとして出来上がっていないということだろう。けが人が多く、リクルート戦(11月6日)までにベストの状態にもっていきたい」とリクルートの大一番を見据える。
 逆に負けて黒星がひとつ先行した東京三菱銀行の大橋(佳)ヘッドコーチは「プレーオフ出場の芽が消えたけれど、次のリクルート戦を含め自分が満足できる試合を残り一戦一戦していきたい」と残り試合完全燃焼を誓う。



試合結果を見る

個人記録を見る


 
 
  日本社会人アメリカンフットボール協会 Copyright (C) 2007 NFA All Rights Reserved.