X League
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解説記事
アサヒビール VS すかいらーく
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒビールシルバースター 0 10 0 14 24
すかいらーくスカイラークス 7 7 6 0 20

RB中村友!怒濤の大逆転ラン。大魚を逸したすかいらーく
 10月1日の第2節、XリーグEASTのアサヒビールシルバースターとすかいらーくスカイラークスの一戦は、第3Qまで常に主導権をすかいらーくに奪われながらも、地力に勝るシルバースターが24−20で逆転勝ちで2勝目。
 すかいらーくは、ほぼ勝利を手中にしながらも、最後の最後で金星の逃す悔しい敗戦を喫した。

 最初のシリーズで簡単にシルバースターの攻撃を抑えたすかいらーくは、オンワード戦でいきなり3TDパス、と期待通りの活躍を見せた新人QB小島(崇・帝京大)のスクランブルでダウンを更新すると、主将RB小島(康)がいきなりビッグランを見せた。左のドロープレイから、華麗なカットバックで右へ流れると、そのままサイドラインを53ヤード独走。試合開始から4分ですかいらーくが先制する。

 第2Q早々、FGで3点を返されたすかいらーくは、さらに次にシリーズでWR浦へのパスとQB小島(崇)のスクランブルでシルバースター陣内へ一気に攻め込むと、最後もWR浦にTDパスがヒット。14−3とリードを広げる。

 しかし、シルバースターもすかさず反撃に出る。QB金岡からWR中尾へのロングパスで大きく前進すると、Xリーグ随一のホットライン、金岡から梶山の30ヤードTDパスが見事にヒット。10−14で前半を折り返す。

 後半に入ると、すかいらーくはQB小島(崇)が学生時代に使い慣れたショットガン攻撃で引き離しにかかる。
 WR宮下、足立へのロールアウトからのサイドラインパス、RB加畑のドロープレイが面白いように決まると、とどめは先制タッチダウンを挙げた主将RB小島(康)が、スイープからエンドゾーンに飛び込み、20−10とする(TFPは失敗)。

 さらにオフェンスで勢いに乗るすかいらーくは、ディフェンスでも勢い見せつける。QB金岡の放ったロングパスをFS和地がインターセプト。試合の流れは一気にすかいらーくへと傾く。

 しかし、シルバースターも黙っていない。
 すかいらーくの応援席のボルテージが最高潮に到達した第4Q。シルバースターは、それまでほとんどボールを持たなかったエースRB中村で逆転攻勢をかける。
 敵陣47ヤードからの絶好の位置から攻撃権を得ると、怒涛の10連続ランプレー。王者の意地とも言えるこのドライブの締めは、やはりエース中村。
 4thダウン残り1ヤードのギャンブルでピッチを受けたRB中村が左サイドを駆け抜けて、17−20。射程圏内にする。

 今度はディフェンスが奮起。CB工藤がスローバックのパスを見事な読みでインターセプトすると、またしてもRB中村が、ピッチプレーから3ヤードを走りこみ、遂に24−20と大逆転。

 その時点で試合時間は残り7分。まだまだすかいらーくに再逆転のチャンスはあったが、完全に息を吹き返したシルバースターの前に、その余力は残されていなかった。
 最後は、シルバースターS石川のインターセプトで万事休す。大魚を逸したすかいらーくは、これで2連敗。今季のダークホースとして期待されたが、優勝戦線からは完全に脱落した。
 一方、2週連続で苦戦の王者シルバースターは、次節10月14日、最初の関門。富士通戦を迎える。



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