X League
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解説記事
富士通 VS すかいらーく
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 7 14 7 0 28
すかいらーくスカイラークス 14 0 7 6 27

富士通4連勝!ディビジョン優勝とファイナル6一番乗り!
 富士通フロンティアーズがすかいらーくスカイラークスを接戦の末、28−27で破り4連勝。Xリーグとなってから初のディビジョン優勝と初のファイナル6進出を決めた。すかいらーくはこれで1勝3敗。

 富士通は、11月4日に大井第2球技場で、クラブダイノス@BΛNKとの最終戦を残しているが、仮に富士通が最終戦に負けて、オンワードもしくはアサヒビールが残り試合を全勝しても富士通と同率の4勝1敗となる。
 この場合、同率の当該チーム間の勝敗で優勝チームが決定するため、オンワードオークスとアサヒビールシルバースターの両チームに勝利している富士通が最終戦を待たずに優勝となった。

 「この試合で(優勝を)決めるつもりでした。勝ちましたけれど、選手のモチベーションが低い。相変わらずミスが多い。リーグ戦を最初からやれ、といわれたら違った結果になったでしょう。精神面ですね」と大きな結果にも、うれしさも中くらいといった感じの富士通・奥和彦監督の試合後の弁。
 その中で「今日は彼のおかげ。一人で厳しいオフェンスをやっていた」と奥監督が目を細めたのがRB森本だ。それもそのはず、この試合で森本は逆転のTDを含む2TD、215ヤード(ランで191ヤード、パスで24ヤード)を獲得する活躍をみせただけに、優勝試合の殊勲選手。

 試合開始のキックオフで、すかいらーくリターナーの加畑から長谷川へのリバースプレーで、TDを奪われ先制された富士通。その後8分にRB森本が同点となるTDをあげる。
 続くキックオフで、すかいらーくはリターナー加畑がまたもビッグリターンをみせ、最後は加畑が1ヤードを走り切り、14−7と一歩リード。

 しかし富士通。第2Q、リターナーに入った小島(行)が、敵陣24ヤードまでリターンするビッグプレーを見せ、QB木之下からTE大木への15ヤードTDパスを決めて、再度同点に持ち込む。

 ここまで、すかいらーくに先手を取られて攻められていた富士通は、2Qの5分過ぎに、すかいらーくのファンブルを押さえ込み攻撃権を獲得。
 ここで小島、森本のランプレーを中心に前進を図り、森本が15ヤードを走りTD。21−14、遂に逆転に成功して折り返す。

 後半に入って、富士通、すかいらーくともに、オフェンスはショットガンフォーメーションを採用。 すかいらーくは、帝京大仕込みのショットガンQB小島(崇)が、パスとランでゴール1ヤードまで前進。最後はRB加畑が中央を空中ダイブしてTD、21−21と3度目の同点に持込む。
 負けじと富士通。こちらは日大のショットガンQB木之下からWR水口への52ヤードロングパスが通りTD。再び28―21とリードをひろげる。

 第4Q、すかいらーくはパスを中心にオフェンスを進め、敵陣11ヤードまで進撃。ここからパスを連続失敗し、ランでも少しの前進に終わり、フォースダウンギャンブルを挙行。
 9分41秒。QB小島(崇)がショットガンからそのままボールを持ち、左すみに駆け込んで27−28。ここですかいらーくは、2ポイントコンバージョンを選択する。

 しかしこれは失敗。1点差。富士通は残り時間をじっくり使いタイムアップ。28−27と薄氷の勝利をあげた。



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