アサヒ飲料は次のシリーズでも、ハーフライン付近からRB中村の43ヤードのパワーランでゴール前6ヤードまで迫り、今度もK橋本が22ヤードのFGを決めリードを6点に広げた。
アサヒ飲料は第2Qにも、この日大活躍の橋本が今度はDBとして、相手RB樫野に強烈なタックルをし、ファンブルさせる。
このチャンスを、RB中村のランを中心に、相手DBのインターフェアにも助けられ、約70ヤードをロングドライブ。最後はRB中島(友)が中央に飛び込んでTD。さらにリードを広げた。
続く松下電工のオフェンスは不発に終わり、攻撃権放棄のためのパントを選択。ここでP太田の蹴ったボールを、リターナーに入ったRB吉田が、69ヤードのビッグリターンを見せTD。20−0とし、ほぼ勝利を手中にしたかと思われた。
一方の松下電工は、前半終了間際からQB高橋(公)のパスが決まり始めた。前半はFGで3点を返すのが精一杯だったが、後半持ち前の地力を発揮し始める。
RB樫野、粳田、小林らが着実に前進を見せ、後半の第1シリーズ、第2シリーズとも、ゴール前10ヤード付近まで迫る。
ここからいずれも得点に結びつけることが出来なかったが、アサヒ飲料ディフェンス陣を浮き足立たせるには十分であった。
松下電工自陣7ヤードからのオフェンス。待望のビッグプレーが飛び出す。QB高橋(公)が投じたロングパスをWR古本がキャッチして、ゴール前17ヤードまで一気に走りこむ。
ここから、QB高橋(公)がWR松岡へパスを投じてTD。10−20。ムードは完全に松下電工ペースとなった。
さらにアサヒ飲料のオフェンスでQB桂の投じたボールをDB富田がインターセプト。ここからのオフェンスでは、TE門脇へのパスでゴール前15ヤードまで迫り、ここからRB粳田が全盛期を思わせる粘り強い走りでTD。4点差まで追い上げた。
ここで、トライフォーポイントで2点を奪うためプレーを選択。高橋(公)の熱い思いを込めたパスをTE門脇がしっかりとキャッチし、18−20。いよいよ2点差とした。
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