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解説記事
アサヒ飲料 VS 井内盛栄堂
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒ飲料チャレンジャーズ 7 24 7 13 51
井内盛栄堂ブラックイーグルス 0 0 0 6 6

アサヒ飲料が攻守に圧倒!ソツのない大量得点で2勝目
 初戦でイワタニに快勝、幸先の良いスタートを切ったディフェンディングチャンピオン・アサヒ飲料チャレンジャーズと、マイカルを相手に惜しいゲームを逃した井内盛栄堂ブラックイーグルスが対戦。井内盛栄堂が優勝候補筆頭のアサヒ飲料を相手に、どこまで食い下がる事が出来るかに注目が集まった。

 開始直後、アサヒ飲料の最初のシリーズ。自陣25ヤードからのオフェンスは、RB中村のラン、QB新生からRB横山へのパスなどで様子をうかがったあと、新人WR桃澤(姫路工大)への34ヤードロングボムがいきなりヒット。一気に敵陣30ヤードと得点圏内へ進む。
 ここから新人RB中島(神戸大)の力強い中央突破でゴール前11ヤード。最後は同じく新人RBの花房(関学)が駆け抜けてTD。フレッシュメンバーがいきいきと活躍し、開始から僅か7プレーで先制する。

 1Q終了間際には、QB新生からTE高橋へのパス、RB中村のランなど、今度はベテランが軸になって敵陣へ。Qタイムを挟んで2Q1分52秒、QB新生から最近めきめき実力を伸ばしてきたWR西岡へ28ヤードTDパスが決まり14−0、得点を追加する。

 アサヒ飲料の強力ディフェンスに手を焼く井内盛栄堂。2Q半ばに自陣20ヤードからRB丹野、山本(修)、山本(拓)らのラン、QB杉谷からTE朴へのパスなどでダウンを更新して、初めて敵陣に攻め入るものの得点圏内には至らない。

 逆に前半残り2分を切ったところで、自陣44ヤードからのアサヒ飲料。QB新生からWR桃澤へ再びロングパスがヒット。学生時代は関西学生Div3に所属し「人工芝のフィールドは初めて」と語る桃澤が見事なセカンドエフォートで56ヤードを走りきってTD。
 直後のキックオフのボールを井内盛栄堂がはじいたところをアサヒ飲料がリカバー。このチャンスにQB新生から、RB玉井、RB横山へ立て続けにパスがヒット、WR梅田への7ヤードTDパスへと結びつける。
 さらに直後の井内盛栄堂オフェンスでDB内田がパスインターセプト。これをK橋本の55ヤードFGで追加点。なんと前半残り時間1分以内で17点を獲得し、31−0。ゲームに決着をつけてしまった。

 完全に主導権を握ったアサヒ飲料。後半からはQBに新人の桂(日大)を投入。「ショットガンはやっぱり自分のリズムにあっているようですね」と藤田ヘッドも語るQB桂は、時折得意のショットガンオフェンスを交えながら伸び伸びとプレー。WR米木、RB横山らへ3本のTDパスを決める。

 井内盛栄堂も4QにQB杉谷からWR竹田へのTDパスで得点するものの、完封をのがれるのがやっとといった状態。
 結局、攻守に渡って圧倒し続けたアサヒ飲料がファイナルスコア51−6。格の違いを見せつけ2勝目を飾った。

 初戦に引き続きの圧勝にも藤田ヘッドコーチは「自分らが考えているようなオフェンスが出来ているわけではない。ディフェンスにしても、鹿島なら抜けている。リクルートならパスが通っている。これではまだまだです」と先を見据えて引き締める。
 日本一になるためアサヒ飲料に来たという新人QB桂は「決めるべき時に決められないのが新生さんとの差。もっと練習して自分の良いところ(パス)をのばしていきたい」と意欲満々だ。

 一方破れた井内盛栄堂の義政監督。「とにかくディフェンス何とかしないと。早急に緊急ミーティングを開いて打開策をなんとか考えたい」と非常事態宣言だ。



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