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解説記事
松下電工 VS イワタニ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
松下電工インパルス 7 3 14 20 44
イワタニサイドワインダーズ 7 0 0 0 7

QB“ダブル”高橋でハイスコアゲーム。松下電工連勝!
 連勝して強敵マイカル戦を迎えたい松下電工インパルスと、なんとか1つ勝ってリズムに乗りたいイワタニサイドワインダーズが対戦した。

 試合はイワタニ自陣3ヤードからのオフェンスでスタートした。RB川田のランや、QB大橋からWR内田、TE越智らへのパスがテンポ良く決まり、一気に敵陣まで攻め込んだ。
 ここからはRB山本と川田の徹底したラン攻撃でゴール前1ヤードまで迫り、最後は大橋からのピッチを受けたRB川田が左オープンを走り抜け先制のTDを奪った。

 一方の松下電工も、その直後のオフェンスで反撃に出た。自陣37ヤードからのオフェンスで、QB高橋(公)が、WR古本、TE門脇へコントロール良くパスを決め、敵陣に攻め込む。
 ここからグランドアタック。RB荒木、樫野、小林らのランでゴール前1ヤードまで迫ると、最後は主将RB荒木が中央を突破して7ー7の同点に追い付いた。

 その次のイワタニ。パスの失敗などで4thダウンを迎える。ここでパント体型からセンターのスナップがパンター豊野の手につかずファンブル。かろうじて転がるボールをキックしたものの、飛んだ距離は10ヤード足らず。松下電工のLB杉本がこのボールをキャッチして12ヤードリターンし、ゴール前18ヤードからの攻撃権が松下電工に与えられた。
 ここからはパスがうまく決まらず、34ヤードのFGを選択。K太田が落ち着いて決め、10−3と逆転に成功した。

 その後、ともに攻めきることができずそのままで後半を迎えた。なんとか突き放したい松下電工だが、後半の第1シリーズも得点できない。
 その直後、イワタニの3rdダウン3。QB大橋の投じたパスを、松下電工LB霊山がプレーを読み切ってインターセプト、そのままエンドゾーンまで持ち込んでTDを奪い取る。
 「あれは助かった」(村上監督)。一気にムードを引き寄せるプレーとなった。

 その後は松下電工も、QBに新人の高橋(幸)を起用し、様々な攻撃を展開。WR塚崎、下川などへのパスも冷静に決め、第3Q9分54秒にはRB安藤がTD。
 QB高橋(幸)自身も第4Qに古本へ20ヤードのパスを決めTDを奪うなど、パス能力の高さを披露した。

 一方のイワタニ、後半はガタガタ。特に攻撃では4回インターセプトされ、そのうち2本は直接TDされるなどミスを続出してしまった。

 松下電工の村上監督は「先制されてすぐに取り返したところまではよかったんやけど、それ以降がね。高橋(幸)はまだ教育中ですが、背も高いし、パスに関するセンスは良いものをもっていますので、なんとか育ってほしいですね」と大型新人に期待を寄せる。
 またその高橋(幸)は「社会人になってこれだけ試合に出たのは始めてです。QBはやっぱり試合で経験を積まないとならないので、これからも公一さん(QB高橋)に早めにリードしてもらって、試合に多く出たいです(笑)」と表情も緩む。

 2連敗となったイワタニ・森下監督は「勝つためにはこちらから仕掛けなければなりませんでしたので、大敗も致し方ないと思います。ただ、相手のミスにもつけ込むことができないと勝つことはできませんね」と冷静に敗因を分析していた。



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