X League
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解説記事
リクルート VS LIONS
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
リクルートクラブシーガルズ 0 0 6 0 6
LIONS 0 3 0 0 3

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またもLIONSディフェンスが健闘。リクルート辛勝!
 連勝街道をひた走るリクルートクラブシーガルズが、LIONSディフェンスに苦しめられたが、ワンチャンスに逆転TDを奪い、6−3で辛くも勝った。
 これでリクルートは無傷の3勝。敗れたLIONSは1勝2敗となった。

 第1Q。LIONSはファーストシリーズのオフェンスで、QB木目田の繰り広げるオプションとパスで5分25秒を使った粘り強いプレーを展開。敵陣22ヤードまで攻め込み、FGを狙ったが、失敗に終わる。
 リクルートの先発QBは井上。ファーストダウンは更新するものの、LIONSディフェンスの強いタックル、集まりにプレーが自由に展開できない。

 第2Q、LIONSはディフェンスの強いタックルでリクルートのファンブルを誘い出し、ボールをリカバーする。
 自陣36ヤードから展開したオフェンスは、QB木目田のキープランで敵陣16ヤードに侵入。そしてK横山が27ヤードFGを成功させて3点を先取。

 後半に入ってもLIONSディフェンスは、リクルートオフェンスにゲインを与えない。
 が、第3Q。リクルートのパントをLIONSがファンブル。これをリクルートがリカバーして敵陣35ヤード付近で攻撃権をつかむ。
 ここからLIONSの反則にも助けられ前進。最後はRB古谷が、左オープンを8ヤード走りTD(TFPキック失敗)。6−3とついに試合を逆転した。

 追いかけるLIONSは、敵陣に進入するものの、得点をあげることができない。

 第4Q。またもリクルートは相手ファンブルをリカバーして、敵陣16ヤードと追加点のチャンスをつかむ。
 しかしファーストダウンを更新することができず、6分57秒、K大久保(征)が30ヤードFGを狙うが失敗。

 ここからLIONSオフェンスは、ショットガンフォーメーションを交え反撃に出るが、リクルートディフェンスの必死の守りにゲインできないまま、試合はタイムアップ。6−3、実にロースコアーのゲームとなった。

 前節は総力戦でON−SKYに快勝。このまま勢いに乗るかと思われた矢先に、後味の悪いゲームとなったリクルート。
 大橋ヘッドコーチは「予想していた試合パターンのひとつだった。とても勝った雰囲気はない。今後、プレーの精度を上げるとか、主力選手以外の選手を出場させた時にどうするか、といった課題はある。でもそれ以上に試合で全てをやり尽くせず、不完全燃焼していることをどうしていくかだ。レナウンローバーズ戦(等々力球場10/21)では気持ちを切り替えていきたい」と今後をにらむ。

 獲得ヤードでも、リクルートを43ヤード勝る熱闘をみせたLIONS。あらためて強力ディフェンスの真価を発揮した。
 若き知将・大村ヘッドコーチは「しゃぁないです。ミスをなくさないと。ディフェンスもそうだが、オフェンスもじっくりドライブするなど、よくやっている。まだFINAL6出場へのチャンスが残っているんだから」と今後もやる気十分。
 次はアサヒビールシルバースター戦(等々力球場10/21)。これまでオンワードスカイラークス、今日のリクルートと、毎回トップチームを苦しめて、あわや、というところまで追い込んできているだけに、“ひと泡”吹かせたいところだ。




 
 
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