X League
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解説記事
日産 VS 学生援護会
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
日産スカイライナーズ 10 7 7 3 27
学生援護会ROCBULL 0 3 0 8 11

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QB岡本の効果的な2TDパスで日産が白星発進!
 「今年こそは」と、悲願の日本一を目指す日産スカイライナーズと、Xリーグ2年目、上位進出に意欲満々の学生援護会ROCBULLが対戦。
 ともにカラーの違うランプレーをオフェンスの軸に据えるチームだけに、2時間11分と早いゲーム展開。結果的に効果的なパスオフェンスを成功させた日産が、追いすがる学生援護会を振り切って初戦を白星で飾った。

 第1Q、日産自陣38ヤードからのオフェンス。「いろいろ改良を加えています」(田中監督)というフレックスボーンのオプション攻撃から、RB長谷川らへのピッチプレーでゴール前に陣地を進めると、QB岡本からWR永野への24ヤードTDパスが決まって、日産が先制に成功する。
 続いての学生援護会オフェンスで、キーププレーに出たQB吉田に日産の主将LB松下が激しくヒットしてファンブルを誘い、LB村井がリカバー。ゴール前14ヤードと絶好のチャンスを作り出す。これをK望月のFGにつなげ、10−0とリードを広げた。

 学生援護会も反撃に出る。第1Q終了間際、RB松井のロングランをきっかけに、QB増田がRB江口、五嶋らのランを駆使して丁寧にドライブ。TDには至らなかったものの、K小山の35ヤードFGで反撃の狼煙をあげる。

 この日のQB岡本は要所でパスが決まる。第2Q、自陣20ヤードからのオフェンスをWR永野、RB望月らへのパスで、敵陣まで進めると、一度相手のオフェンスシリーズを挟んでのボールオン敵陣45ヤード。WR中澤へのロングパスが鮮やかに決まって一発TD。17−3とリードを広げて前半を終了する。

 後半開始早々の日産、最初のシリーズ。自陣36ヤードからのオフェンスで、今度はRB望月、田辺らを軸にしたオプションオフェンスで、次々とダウン更新。
 最後はゴール前7ヤードから、ボールを受け取ったRB望月が相手ディフェンスのタックルを再三受けながらも、ゴールにねじ込んでTD。24−3とする。

 第4Q。今度は自陣12ヤードからのオフェンスで、ボールを受けとった日産のRB伊橋が76ヤードのロングゲイン。一気にゴール前まで攻め込むと、K望月が21ヤードのFGを成功させて、さらにリードを広げる。

 直後のオフェンスで学生援護会も意地を見せる。自陣32ヤードからのドライブをQB吉田が、2度の4thダウンギャンブルを成功させ、ゴール前へ。
 これを新人RB片岡のTDランで結実。2ポイントコンバージョンも決まって、27−11とするが、学生援護会の反撃もここまでだった。

 「今日は、QB岡本とレシーバーのタイミングが良くあっていた」と日産の田中監督。しかし「細かなミスも多いし、まだまだです」と決して安心はしていない。
 一方、破れた学生援護会のジョン・ポントヘッドコーチは「アグレッシブさで押されて、致命的なミスが出てしまった。これでは(日産のような)実力のあるチームに勝てない」と試合を振り返り、「今後はもっと、チームの“Discipline(規律・統制)”を高めていきたい」と再起を語った。




 
 
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