日産スカイライナーズが、QB岡本の3連続TDランをはじめ、前半に4TDを集めてクラブダイノス@BΛNKを圧倒。最終Qに1TD(TFPキック失敗)を返されたが、41−6でダイノスを一蹴した。
これで日産は3勝1敗となり、富士通との最終戦で、FINAL6出場権を賭けて戦う。またダイノスは4敗となり、同じく4敗のクラブハスキーズとの最終戦で、今季初勝利を目指して戦う。
日産は第1Q22秒に、ダイノスのファンブルしたボールをリカバーして、敵陣44ヤード地点で攻撃権を獲得。ここからオプションを中心に攻め、最後はQB岡本が17ヤードを走り先制する。
第2Qには、RB田辺が59ヤードのロングランをみせ、一気に敵陣29ヤード。ここでまたもQB岡本が25ヤードを走り、残り2ヤードもQB岡本が走りTD。
その直後のキックオフリターンでダイノスがファンブルロスト。日産は敵陣34ヤードからオフェンスを開始する。
ここでWR永野が相手エンドゾーン1ヤード手前まで持ち込むと、QB岡本がまたもやTDを奪い21−0と大きく点差を広げる。
8分40秒には、DB田島がインターセプトを奪い、敵陣29ヤードまで持ち込む。このチャンスに新人RB望月(東海大)が19ヤードを走りきってTD(2ポイントコンバージョンラン失敗)。得点を30点台に乗せる。
後半に入っても、日産は新人DB斎藤(近畿大)のインターセプトでダイノスの攻撃を止める。第3Q10分47秒には、相手ファンブルを敵陣14ヤードでリカバー。再びRB望月が3ヤードを走りTD。41−0と大差をつける。
第4Q。追いかけるダイノスは、RB清水のランを中心にファーストダウンを更新して、敵陣19ヤードまで攻め込む。ここでQB海道から新人WR細川(日大)へのTDパスが通り、ようやく一矢を報いた。
ダイノスにとってはファンブルで4回、インターセプトで2回、計6回のターンオーバーを喫したのが痛かった。
「相当ミスが多かった。富士通に勝つにはこれを払拭しないといけない。チームは着実に向上し、進化している。ただ富士通は完璧に近いレベルの高い選手たちの集団。今日のような試合をやっていてはいけない。あと2週間で修正しないと・・・」と日産・田中監督。富士通との最終戦を睨んで選手たちにゲキを飛ばす。
一方、ダイノスの国吉監督は「日産にひと泡ふかせようと思っていたが、ケガなどで要所の選手が欠けていてカバーしきれなかった。点差ほどチーム力に差はないと思っている。次はハスキーズ戦。総力戦となるが、気持ちの上でも総力戦。ケガから回復してくるダイノス魂を引き継いできた選手に頑張ってもらおうと思う」と最終戦に賭ける。
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