最初のビッグプレーは、松下電工の開始3プレー目に出た。松下電工の先発QB高橋(公)は、1プレー目からパスを投じてダウン更新。続いてRB樫野へのピッチプレーが止められた直後だった。
「あれはリクルートのプレーですね。ウチの方がだいぶ遅いですけど(笑)」と試合後のQB高橋(公)。
リクルートのお株を奪うクイックスクリーンパスがWR下川にヒット。下川はそのまま69ヤードを走りきってTD。まず松下電工が先制した。
1Q終了間際に、リクルートがチャンスを手に入れる。自陣の20ヤード付近からQB高橋(公)が、WR塚崎に投じたパスをDB玉ノ井が、鋭い出足でインターセプト。ゴール前26ヤードからの攻撃権を得る。
しかしここで、松下電工ディフェンスが踏ん張る。DB野村、山田らが、QB松本のパスをことごとくカット。結局K大久保もFGを外して得点を許さない。
逆に松下電工も、DL池之上、LB遠藤らを軸に積極果敢なブリッツを仕掛けてくるリクルートディフェンスの前に、ダウン更新もままならない状況が続く。
後半開始早々、今度はリクルートにビッグプレーが飛び出す。
開始1プレー目。DL脇坂の激しいプレッシャーを浴びながらQB松本が投げたパスを、SB安東がキャッチ。DB高橋(英)のタックルをかわすと一気に95ヤードを独走してTD。7−7と試合を振りだしに戻した。
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