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解説記事
アズワン VS イワタニ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アズワンブラックイーグルス 0 7 0 0 7
イワタニサイドワインダーズ 7 7 7 6 27

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3年ぶりのリーグ戦白星!イワタニ今季初勝利!
 勝負にはミスがつきもの。しかしそのミスが勝負の行方を大きく左右してしまうことが数多い。ここまで2敗で勝ち星に恵まれていないアズワンブラックイーグルスと、イワタニサイドワインダーズが対戦は、そのミスが致命傷となった。

 まず先制したのはイワタニだ。森下監督、主将のLB黒木が「今季はこの試合を大きな目標として掲げてきた」と口をそろえていうように、この試合にかける意気込みがひしひしと伝わってくる。
 ノーハドルで自陣25ヤードからのドライブが始まった。その中心はRB川田だ。キープレーであるパワーオフタックルが面白いように決まる。

 「OLがこれまでで一番ブロックしてくれていた。最高だった」と絶賛する川田。走るべき穴がしっかりと開けられている。
 またQB松本もWR渡壁へのパスが面白いように決まる。敵陣38ヤードまでテンポよく攻め込むと、ここからも川田のパワーやオプションプレー、そして松本からRB木下、TE平井、WR下里へのパスでゴール前12ヤードまで迫り、最後はTE越智へのパスが決まりTD。3年ぶりの白星に一歩近づいた。

 続くアズワンのオフェンスは不発に終わり、4thダウンを迎える。ここでセンターのスナップがオーバーし、P丹野の後ろを転がった。そのボールをラッシュしていたイワタニの上平がエンドゾーンで抑えTDとなり14−0とリードを広げた。

 不本意な点の取られ方をされたアズワンも、何とか前半で少しは差を縮めておきたいところ。
 前半終了まで残り57秒となった自陣37ヤードからのオフェンスで、杉谷からWR竹田、国塩、TE朴へのパスでゴール前18ヤードまで迫り、最後は右隅へ走りこんだ竹田へパスが成功してTD。7点差で前半を折り返す事が出来た。

 後半はまずイワタニが追加点を奪う。調子の良いQB松本のパスが渡壁へ要所で決まり、ゴール前30ヤードまで迫る。
 ここからはRB川田がドロープレーからタックルを2人はずし、最後はタックルを飛び越えて30ヤードを走り抜けTD。リードを広げた。

 対するアズワンも次のシリーズで粘りを見せる。
 こちらもエースRB丹野が力強い走りで45ヤードを走りゴール前15ヤードまで迫る。ここから国塩へのパスと、丹野のランで1ヤードまで迫るが、3rdダウン1で痛恨のフォルススタート。5ヤード罰退となり最後の願いを込めて投じたパスも失敗。追撃のチャンスを逃してしまった。

 イワタニは第4Qにも、大活躍のRB川田が2本目のTDを決めるなどやることすべてが成功し、今季初勝利。実に3年ぶりのリーグ戦白星を手にした。

 試合後、森下監督は「相手のスナップミスから得たTDが大きかった。ボーナス点でした。リードを広げて戦い方が変わった?うちはこのような展開の試合には慣れていませんからね(笑)。でもまだ入替戦を回避できたわけではないので、あと2試合頑張ります」と数年ぶりに表情を緩めて話した。
 また136ヤード獲得、2TDを奪ったRB川田は「2プレーごとに交代ではなく、全部出させてくれ、と直訴しました。何ヤード走れたか楽しみですね」とこちらも最高の結果に満足げだ。




 
 
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