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解説記事
松下電工 VS ファイニーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
松下電工インパルス 0 14 13 16 43
ファイニーズフットボールクラブ 0 0 0 7 7

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松下電工が3連勝。次節ベアーズとの全勝決戦へ!
 前節は、アズワンブラックイーグルスの粘り強いディフェンスに苦しめられながらも、強力ディフェンス陣の完封で2連勝を挙げた松下電工インパルスと、ここまで勝ち星に恵まれないファイニーズフットボールクラブが、神戸の王子陸上競技場で対戦した。

 ファイニーズの先発QBは義永。「本来ならエースQB」(村田ヘッド)として期待されたが怪我からの回復が遅れ、第3節にしてようやくのスターターQBとなった。
 そのQB義永、立ち上がりRB井場、池下のランを軸に、TE桜庭らへのパスなどで攻勢をかけるが、勝負所で思うようにパスが決まらず自陣を脱することが出来ない。

 松下電工も、先発QB高橋(公)が、RB樫野、粳田らのランを軸にオフェンスを展開。1Q終了間際に、ゴール前11ヤードで4thダウンギャンブルを試みるがこれは失敗。

 この直後に試合が動く。
 ファイニーズ自陣10ヤードからのオフェンスをパントに終わらせたあとの、松下電工敵陣49ヤードからのシリーズ。
 RB小林、樫野の走りで次々とダウン更新すると、QB高橋(公)からWR芝原へロングパスが決まりゴール前2ヤードへ。ここでファイニーズディフェンス陣が粘り、4thダウンと追い込むものの、最後はRB樫野がねじ込んでTD。松下電工が先制する。

 さらに直後のファイニーズオフェンスで、QB義永が投じたパスをレシーバーが弾いたところをDB野村がキャッチ。松下電工が敵陣10ヤードからのオフェンスとなる。
 このチャンスにRB小林がエンドゾーン右隅に駆け込んでTD。14−0と試合の主導権を握り、前半を終了する。

 後半。ファイニーズはパスが得意なQB荒木を登場させて必死の追い上げを試みるが、松下電工の激しいブリッツディフェンスに押され、プレーが成立しない。

 反対に松下電工は、敵陣44ヤードからのオフェンスをQB高橋(公)からTE井上へのパスでダウンを更新すると、相手の反則にも助けられてゴール前3ヤードと陣地を進める。ここでQB高橋(公)からWR古本へ、TDパスが決まり、21−0。
 さらに、その直後のファイニーズオフェンスで、QB荒木が投げたパスをLB霊山がインターセプト、そのままエンドゾーンに持ち込んでTD。TFPはブロックされたものの、27−0とゲームの行方を決定づけた。

 ファイニーズも第4Qに、QB荒木が4thダウンギャンブルから新人WR廣中へ52ヤードのTDパスを成功させるが、追撃もここまで。
 その後も松下電工は、大量リード後に登場したQB高橋(幸)が、2TDと1FGを演出し、大量得点差で3勝目を飾った。

 大差の勝利にも「同じミスが出ている。それが立ち上がりの悪さに繋がっている」と憮然とした表情は松下電工の村上監督。
 次節はベアーズとの全勝対決となったが「ベアーズにはいつもライン戦でコテンパンにやられてるのでヤバイです」とアサヒ飲料を破っての3連勝で意気上がるベアーズとの直接対決に危機感をあらわにする。

 一方、3連敗と追い込まれたファイニーズの村田ヘッドコーチは「細かいミスが多すぎ。相手ディフェンスの動きに対してアジャスト出来ても、1対1で負けている場面もかなりあった」と試合を振り返った。




 
 
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