学生援護会ROCBULLが全Qに得点を奪い、レナウンローバーズを31−0の完封で下し、2勝目をあげた。
この結果、学生援護会は2勝1敗、レナウンは3連敗となった。
学生援護会は第1Q、オフェンスのファーストシリーズを得点に結びつけた。
先発QB吉田からWR新井へのパス、RB片岡、中島、江口のランで敵陣4ヤードまで攻めあがり、7分35秒、QB吉田からWR宮坂へのTDパスが決まり先制に成功する。
その後はテンポよく敵陣まで攻め込むものの、レナウンディフェンス陣に阻まれ、追加点が奪えない。
一方、レナウンのオフェンス陣。新人QBスローンのパッシングオフェンスが進まず、1stダウンを更新することができない。
そのような中、ディフェンスが奮闘を見せる。新人LB城崎が、第2Q5分57秒にパスインターセプトを奪って攻撃権を獲得。
しかし、このチャンスに敵陣内まで入り込むものの、4thダウンギャンブルを失敗してしまう。
学生援護会は、第2Q残り4分過ぎからQBを増田に交代してオフェンスを開始する。
9分17秒にLB中西がインターセプトして攻撃権を獲得すると、敵陣26ヤードまで攻め、K小山が40ヤードのFGを決め、10−0と点差を広げて前半を終了する。
後半も学生援護会が試合を有利に進める。
第3Q、オフェンスのファーストシリーズを敵陣25ヤード付近から展開。2分49秒にQB増田からWR新井へのTDパスが決まり、17−0。
4分7秒にはDB矢吹のインターセプトで攻撃権を確保すると、今度はWR田嶋への37ヤードTDパスで、だめ押しの追加点を奪う。
第4Q8分23秒にも新人DB潮見(大阪学院大)がインターセプトを奪い、攻撃権を敵陣33ヤードで奪取。
このチャンスも、QB増田がWR川崎へのTDパスに結びつけ、試合を決定づけた。
レナウンは「最後まで試合をあきらめないタフなチーム」と、学生援護会のジョン・ポントヘッドコーチが警戒するように、QBスローンのパスとRB池田のランで、粘り強くダウンを更新する。
だが「3本のインターセプトとファンブルリカバーを奪い、2度の4thダウンギャンブルを止めたディフェンスがよくやった。この貢献が勝利につながった」と、ポントヘッドコーチが絶賛した学生援護会ディフェンス陣の前に、得点を奪うことができず完封された。
試合後、ポントヘッドコーチは「今日のオフェンスはペナルティーが多くリズムを崩していた。これはレナウンディフェンスがタフでやりづらい相手ということもあった。それでも全Qに得点を奪ったことは、昨年よりチーム力が向上していることを示している。それにディフェンスが完封してくれたことがよかったし、K小山がいい仕事をしてくれた。今日の勝利は大きい」と十二分に手応えを感じた様子。
そして「今後シーガルズ、オンワードスカイラークスと強豪との戦いが続く。今日は1人1人のプレーがよかったが、次からはチームプレーのプラスがでる試合をしていきたい」と学生援護会は、初のFINAL6出場に向けて新たなスタートを切った。
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