シーガルズが9TD、1FGを奪い、学生援護会ROCBULLを圧倒して開幕4連勝。CENTRAL首位を守った。敗れた学生援護会は2勝2敗となり、初のFINAL6出場はかなり厳しい状況となった。
両チームともオフェンスの第1シリーズは1stダウンを更新できず、パントに終わる。
シーガルズは、3分52秒にLB世利が、学生援護会QB吉田のパスをインターセプトして敵陣31ヤードから攻撃権を獲得。
このチャンスに、今季絶好調のQB高橋がパスとエースRB古谷のランなどで、ゴール前4ヤードまで攻め込むが、ここは学生援護会ディフェンス陣が踏ん張り、FGに押さえる。
シーガルズはディフェンスの反応が素早く、学生援護会オフェンスに前進を許さない。
第1Q残り58秒、学生援護会のパントをエンドゾーン内でブロック、DB渡辺がボールを押さえてTD。10−0とリードする。
さらに第2Qの34秒には、RB古谷がQB高橋からボールを受け取り、学生援護会ディフェンスラインをすり抜け、そのまま快足を生かしてそのままエンドゾーン左側に飛び込みTD。17−0と点差を広げる。
しかし学生援護会は2分54秒、QB吉田からのパスを、WR川上がシーガルズDBを振り切ってキャッチ、エンドゾーン手前4ヤードまで持ち込み、最後はRB中島がTD。反撃の狼煙をあげる。
その後シーガルズは、QB高橋からSE安東へのパスでTDを奪い、24−7と点差を広げたが、粘る学生援護会は、シーガルズのお株を奪うような確実なプレーでゲインを重ね、QB吉田からWR田嶋へのTDパスが決まって、14−24と追いすがる。
オフェンス好調のシーガルズ。前半残り32秒にRB古谷がTDを奪い、31−14として前半を終了する。
後半はシーガルズペースで試合が進む。第3QにはRB古谷がTDを奪い、学生援護会のパントミスに乗じて、DL庄子がファンブルボールを拾い上げ16ヤードを走りTD。44−14と、試合を決定づけた。
第4Qにも、RB米田が左サイドをつき、相手のタックルをかわしながら右サイドに展開。そのまま57ヤードを走ってTD。
さらには、学生援護会がパントスナップをミスしたボールをDL小林が押さえTD。7分43秒にはQB岩本がWR前川へ32ヤードのTDパスを決め、結局、64−14の大差で勝利した。
ファンブルリターンTD、QBサックなどを奪う活躍をみせたDL庄子は「今日の試合でディフェンスのテーマである『ゲット・ザ・ボール』を実践できた」と大勝の喜びを表現。
また大橋ヘッドコーチは「今日はオフェンスラインがよかった。パスプロテクションを最後までやっていたし、ランプレーではブロックのためにダウンフィールドへ走っていた。SE脇田や新人の清水(専修大)も、(負傷で出場しなかった)堀江の穴を埋める活躍をしてくれた」と手放しでほめる。
しかし最終戦で戦うアサヒビールシルバースターの話に及ぶと「最後までもつれるだろう。シーガルズが全力を出してようやく互角に戦える相手。選手全員が自分たちのプレーを倒れるまでやれるか。執着心がポイント」と大一番を見据えた。
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