X League
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解説記事
アサヒビールシルバースター VS クラブハスキーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒビールシルバースター 0 10 0 7 17
クラブハスキーズ 14 0 0 0 14

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シルバースター苦戦!薄氷の勝利で1敗を維持
 アサヒビールシルバースターがクラブハスキーズに先手を取られる苦しい展開ながら、逆転で辛勝した。
 これでアサヒビールは3勝1敗となり、11月3日横浜スタジアムで対戦するシーガルズに勝利すれば、7年連続のFINAL6出場が決定する。またハスキーズは4連敗となり、11月4日横浜スタジアムで同じく4連敗のレナウンと、互いに秋季リーグ初勝利を目指して対戦することになった。

 第1Q、ハスキーズはキックオフのボールを、KR荒川が敵陣15ヤードまで持ち込みビッグチャンスを掴む。これをRB北原がエンドゾーンに持ち込み、先制点を奪う。

 アサヒビールはQB金岡を中心としたオフェンスで同点を狙うが、リズムが悪く、ゲインできない。 勢いに乗るハスキーズは、TE佐藤のランプレーとQB長島のパスで敵陣3ヤードまで侵入。9分58秒にWR荒川へのTDパスが通り、14−0と試合の主導権をしっかり掴み取る。

 追うアサヒビール、ディフェンスが踏ん張りハスキーズオフェンスを封じ込める。
 第2Q11秒に、RB波武名がスピードに乗ったランで42ヤードを走ってTD、7−14とする。続いて5分41秒には、FGを狙うものの失敗。しかし第2Q残り25秒に、K山口が42ヤードのFGを決め、10−14として前半を終了する。

 前半を4点をリードで折り返したハスキーズ。「オフェンスのゲームプランは比較的思い通りに展開出来た。しかしアサヒビールはそんなに甘くない」と、ハスキーズの福島ディフェンスコーディネーター。

 アサヒビールが、後半じわりじわり反撃を開始した。
 第3Q、アサヒビールはQBを東野に代えてオフェンスのリズムを取り戻そうとするが、得点を奪うことが出来ない。第3Q終盤に、再びQBを金岡に戻して、オフェンスを進める。
 第4Q1分9秒、QB金岡がTDを狙ったパスを、エンドゾーン内でハスキーズDB山岡が値千金のインターセプト。「オフェンスがリズムに乗れなかった」とアサヒビール深堀戦略コーディネーターが反省する通り、なかなか得点を奪えない。

 しかし、ここで負けるわけにはいかないアサヒビールは、RB波武名、大場のランで敵陣8ヤードまで持ち込み、最後はRB吉岡がランプレーでTDを奪い、17−14。やっと逆転に成功する。

 ハスキーズは再逆転を狙って激しいオフェンスを展開し、4thダウンギャンブルを成功させながら敵陣20ヤードまで攻め込んだが、DB石川がパスインターセプトして試合終了。
 アサヒビールが薄氷の勝利をおさめた。

 「今日はディフェンスが頑張ってくれた。ヒヤヒヤの勝利です。(FINAL6出場に)首の皮が1枚つながった。次のシーガルズ戦で負ければ終わり、瀬戸際にある。ていねいな試合をしていきたい」とFINAL6出場に向けての決意を深堀コーディネーターが語る。

 一方、惜敗したハスキーズの福島ディフェンスコーディネータ−は「本当に選手がよくやってくれた。今日は多くのミスが出たが、修正してレナウン戦で1勝をあげたい」と、Xリーグ初勝利に向けて確かな手応えを感じた様子だった。




 
 
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