X League
リーグ記録集 1997〜2005 記録集TOP 閉じる
    ファイナル6 ロゴ

解説記事
シーガルズ VS アサヒ飲料チャレンジャーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
シーガルズ 6 0 3 21 30
アサヒ飲料チャレンジャーズ 0 0 0 0 0

BURST!
完封試合で東京スーパーボウル進出!
 FINAL6準決勝はシーガルズがアサヒ飲料チャレンジャーズを30−0の完封で破り、4年ぶり4回目の東京スーパーボウル出場を決めた。
 先制点を奪ったのはシーガルズ。第1Q11分13秒にRB進藤が1ヤードをダイブでTD(TFPキック失敗)。
 その後は両チームともゲインするものの、互いにディフェンス陣が踏ん張り得点を奪えない。

 第2Q2分52秒、アサヒ飲料はDB橋本がインターセプトして攻撃権を獲得。敵陣44ヤードからオフェンスをはじめ、RB杉山のランプレーで敵陣22ヤードまで攻め込む。
 ここでTDを狙ったQB桂が放ったパスを、今度はシーガルズDB玉ノ井が自陣4ヤードでインターセプト。アサヒ飲料の得点機を寸断する。
 アサヒ飲料・山川GMが「あそこで同点もしくは逆転したかった。大きなターニングポイント」と唇を噛みしめたシーンだった。

 ハーフタイム時に「我慢勝負ではなく、ポカをしてもしょうがないから、アグレッシブにいけ」と、選手にゲキを飛ばしたというシーガルズの大橋ヘッドコーチ。後半、その効果がでた。

 第3QにK喜田が47ヤードのロングFGを果敢に狙うが失敗。
 その後、敵陣9ヤードまで攻め、SE中村へのTDパスが決まったが、反則でTDが取り消される。しかし、K喜田が22ヤードのFGをきっちり決めて9−0とする。

 第4Qに入り、シーガルズのオフェンスが攻守のビッグプレーでモメンタムを掴み爆発する。
 QB高橋からRB米田へのショートパスが決まり、そのまま左サイドを走りぬけて敵陣9ヤードまで持ち込むビッグプレー。このチャンスにRB古谷のランで敵陣5ヤードまで持ち込み、最後はSE中村へTDパス(TFPパス失敗)が決まり、15−0。
 さらにDB里見が、パスインターセプトから31ヤードをリターンするビッグプレーで、ゴール前7ヤードと絶好のフィールドポジションを奪う。ここをRB古谷のランでTD。22−0と試合を有利に展開する。

 アサヒ飲料も、ショットガン、オプションオフェンスを駆使して打開を図ろうとするが、シーガルズディフェンス陣の速い動きに封じられ、自陣を脱することが出来ない。

 4Q9分50秒には、RB白木のランプレーとアサヒ飲料の反則もあって、ゴール前2ヤードまで進め、最後はRB米田がTD(TFPパス成功)を奪い、30−0としてほぼ勝利を確定させた。
 粘るアサヒ飲料はWR横山へのロングパスで敵陣に入るものの、シーガルズDB渡辺にパスインターセプトを奪われ、万事休すとなった。

 アサヒ飲料・山川GMが「うちの得意とするランプレーと短いパスを止められた」と振り返るようにシーガルズディフェンスが、アサヒ飲料オフェンスをファーストダウン更新5回、総獲得101ヤード、インターセプト3本と完全に抑え切り、アサヒ飲料の社会人3連覇の夢を打ち砕いた。

 「飲料さんが真っ向の力勝負できてくれた。21−10くらいのスコアを考えていたが、結果としてはよくやってくれた。今日の試合では、攻守ラインがスクリメージラインをコントロールしてくれたことが一番誉められる」とシーガルズ・大橋ヘッド。
 次は、富士通フロンティア−ズとの頂上決戦。「王者・アサヒ飲料を破り、いい自信となった。しかし、富士通はリーグ戦を全勝して勝ち上がってきたチーム。中途半端に対戦するとやられる」と4年ぶりの覇権奪還を目指す。



試合結果を見る

個人記録を見る


 
 
  日本社会人アメリカンフットボール協会 Copyright (C) 2007 NFA All Rights Reserved.