X League
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解説記事
アサヒ飲料チャレンジャーズ VS イワタニサイドワインダーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒ飲料チャレンジャーズ 7 17 14 8 46
イワタニサイドワインダーズ 0 0 7 0 7

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チャレンジャーズの全開走行!仕上がり順調!
 前節ファイニーズを相手に力を出し切れなかったアサヒ飲料チャレンジャーズと、Xリーグ発足後初の開幕2連勝で波にのるイワタニサイドワインダーズが対戦した。

 アサヒ飲料がとうとう本気を見せた。
 開始直後の自陣26ヤードからのオフェンスシリーズ。QB桂からWR桃澤、西岡、TE高橋へこの日“全面解禁”となったパスが次々とヒット。
 RB杉山や、新人RB山田(育)らのランでゴール前7ヤードまで迫ると、最後はこの日“完全復活”を果たしたRB杉山が得意のオープンを走りぬけTD。
 試合開始後、わずか3分で先制点を手にした。

 アサヒ飲料は第1Q終了間際にも、ハーフライン付近からQB桂のパスをキャッチしたWR桃澤がセカンドエフォート、2人のタックラーを鮮やかにくぐり抜けゴール前8ヤードまで走りこんだ。
 ここはK橋本が22ヤードのFGを決め、3点を追加。10−0とアサヒ飲料のペースで試合が進められた。

 アサヒ飲料は続くシリーズでも、RB杉山を中心としたランオフェンスを展開。最後もRB杉山が走りTD。さらにリードを広げる。
 前半終了間際にも、QB桂がパスを3本連続で成功させTDを奪い、前半を24−0で折り返した。

 アサヒ飲料の勢いは止まらない。
 イワタニQB松本が投じたボールをDB大島がインターセプト。そのまま40ヤードを走り抜けTD、後半はまずディフェンスが得点を奪う。

 さらに次のシリーズでは、自陣38ヤード付近でボールを受けたRB瀬畑が、そのままサイドライン際を一気に走りぬけ、62ヤード独走のTD。
 ここまでのトップチームは、完璧な仕上がりを披露した。

 対するイワタニ。その直後のオフェンスでようやく得点のチャンスを得る。
 自陣33ヤードからRB川田のオフタックルへのラン、相手DBの反則、QB大橋からTE武田へのパスでゴール前18ヤードまで迫る。
 ここからRB生島のランで9ヤード前進、最後は再びTE武田へのパスが決まりTD。大差にもあきらめることなく得点を奪った。

 アサヒ飲料は、最終Qに入っても交代出場したQB田がオフェンスを盛り上げる。
 敵陣45ヤードからのオフェンスシリーズで、RB杉山のランなどでゴール前13ヤードまで迫り、ここでQB田がWR桃澤へパスを決めゴール前3ヤード。
 最後はRB瀬畑がオフタックル付近を走りぬけTD。最終得点を46−7とした。

 試合後、アサヒ飲料の山川GMは「RB中村多聞と辻野が仕事でこれなかったんですが、よく頑張りました。まさにチャレンジャーズですよ。この試合からパスを投げていこうということで、ベールを脱ぎました。反則もありましたが、仕上がりは順調です。得点力も上がっているでしょ」と、大勝に余裕の表情を浮かべる。
 またパスを決めまくったQB桂は「WRがよい動きをしてくれて、練習通りにパスを決めることができました。僕らの目標はまず松下電工に勝つことなので、さらにパスの精度を上げていきたいと思う」と3年目を迎え、自信をもってプレーしている様子さえ伺える。

 一方、イワタニの森下監督は「山川GMに『しっかり試合をしていただいてありがとうございました』といいました。この39点差がFINAL6へ行くことができない差でもあるので、それをしっかりと縮めていきたい」とこちらも真剣勝負の結果にさっぱりした表情だ。




 
 
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