X League
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解説記事
オービックシーガルズ VS 五洋建設パイレーツ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オービックシーガルズ 6 7 0 0 13
五洋建設パイレーツ 0 3 0 0 3

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オービックSが五洋建設の猛攻を封じ、白星スタート
 オービックシーガルズ(以下オービックS)が、五洋建設パイレーツのオフェンスをしのぎ、13−3で初戦を白星でスタートした。

 第1Q。オービックSは、パントの際に相手オフサイドの反則でファーストダウンを更新。自陣41ヤードからオフェンスを再開する。
 QB岩本からのギブを受けたエースRB古谷が右オープンに展開、相手ディフェンスを抜き去り59ヤードを独走してTD(TFPキック失敗)で先制する。

 オービックS、五洋建設ともに、このあとのオフェンスシリーズは、ディフェンスが踏ん張りパントの応酬。
 第2Qに入って、五洋建設のオフェンスが進撃する。QB君川のパスとRB阿部(昌)のランで前進し、ゴール前1ヤードまで進む。
 しかし昨年Xリーグナンバー1のランディフェンスを見せたオービックSディフェンス陣がエンドゾーンを死守し、五洋建設のランオフェンスをことごとく粉砕。
 エンドゾーンを割れなかった五洋建設は、K五十嵐の22ヤードFGを成功させて3−6とする。

 このあと「あの2本目のTDが痛かった」と、試合後に五洋建設の左瀧監督が悔しがったTDを奪われる。
 オービックSは、QB岩本のパスと相手反則などで敵陣2ヤードまで進撃。そして10分57秒、QB岩本の連続キーププレーでTDを奪い、13−3とする。

 五洋建設は第2Q終了間際に、敵陣30ヤードまでオフェンスを進めたが、ここで痛恨のファンブル。絶好の得点機を逃がした。

 後半に入り、五洋建設はオフェンスを進めるものの、オービックSのディフェンスの前に敵陣に入ることができない。逆にオービックSも五洋建設の素早いディフェンスにオフェンスが前進できない。

 第4Q7分過ぎ、五洋建設はQB君川からWR松下へのパスが通りTDを奪ったが、ここで五洋建設に痛恨の反則があり、TDは取り消される。
 その後も五洋建設は積極的にオフェンスを進め、フォースダウンギャンブルにでて、エンドゾーンに走るWR海道へパスが投じられたが、わずかにオーバースローでキャッチすることができず、TDを奪うことができなかった。

 五洋建設ディフェンスは、オービックSの強力オフェンスをパスで98ヤード、ランでは79ヤードに押さえ込み。さらにオフェンスでは、ラン、パスで相手を上回ったが、好機に得点出来なかったのが最後まで痛かった。

 「オフェンスは噛み合わないところが多く見られたが、(TDに)持っていけるとこををきっちり持っていけた。またディフェンスは思い切ったフットボールができていた。細かな部分で詰めきれていない。まだまだ甘い」と反省しきりのオービックSの大橋ヘッドコーチ。




 
 
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