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解説記事

富士通フロンティアーズ VS 東京ガスクリエイターズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
富士通フロンティアーズ 0 13 7 3 23
東京ガスクリエイターズ 3 7 0 3 13

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富士通が逆転逃げ切り!東京ガス大奮闘。
 富士通フロンティア―ズが逆転で東京ガスクリエイターズを23−13で下し、開幕2連勝した。東京ガスは2連敗となったが、強豪・富士通を相手の奮闘ぶりに今後の試合に期待がもてる。

 東京ガスは「井川君を中心としたオプションは素晴らしかった」と富士通・奥監督がベタ褒めするほどのオプションオフェンスを展開した。
 オフェンス1stシリーズではWR佐藤へのパス、RB吉川、関のランで敵陣28ヤードまで攻めこむものの、富士通ディフェンスに前進を阻まれる。
 続くオフェンスシリーズで東京ガスは、オプションから敵陣8ヤードまで前進し、K一木の22ヤードFGを成功させ先制。

 第2Q2分16秒には、QB井川から左サイドを走るWR山本への36ヤードTDパスが決まり、10−0とリードする。

 地力に優る富士通は、第2QからQB月野をQB木之下に交代して、オフェンスのリズムを取り戻す。
 RB飯嶋のロングゲインで敵陣16ヤードに攻め込むと、飯嶋のランプレーを3回繰り返し、最後はエースRB森本が3ヤードを飛び込みTD(TFPキック失敗)で、6−10と追いかける。

 次のオフェンスで東京ガスは、自陣28ヤードからパント。ここで富士通がファンブルしたボールをリカバーして、自陣47ヤードからオフェンスを開始。
 追加点をあげるには絶好のチャンスだったが、富士通のアグレッシブなディフェンスの前に前進を阻まれる。

 富士通はQB木之下のパスを中心にオフェンスを展開。
 前半残り時間は13秒。QB木之下からWR小島への15ヤードTDパスが通って、13−10と逆転に成功する。

 後半に入って富士通はオフェンス1stシリーズで、RB森本、飯嶋のランを中心に敵陣6ヤードまで攻める。
 RB飯嶋のランでエンドゾーンを狙うが、ここは東京ガスディフェンス陣も必死に守る。しかし最後はRB森本が1ヤードをねじ込みTD。20−10とリードを広げる。

 追撃する東京ガス。「凄い!」と富士通の奥監督に言わしめた4thダウンギャンブルを2度連続成功させる。
 特にQB井川からRB吉川へのプレーアクションパスが絶妙。敵陣15ヤードまで持ち込み、第4Q2分52秒に、K一木が23ヤードのFGを決め13−20と、1TD差に迫る。

 しかし富士通は、8分58秒にK長谷が23ヤードのFGを決め23−13と再び10点差とする。
 その後も東京ガスはオフェンスを進め、敵陣9ヤードまでと迫ったが、得点を奪うことができずタイムアップとなった。

 「危なかった。うちはタックルミスが多すぎた。日産戦での反省からファンダメンタルな部分を見直せ、と云ってきたがだめだった」と奥監督。
 「一からやり直し。今日は勝ったことだけ。いいところがひとつもなかった」と、反省しきり。




 
 
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