X League
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解説記事

アサヒビールシルバースター VS 東京ガスクリエイターズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒビールシルバースター 7 14 7 17 45
東京ガスクリエイターズ 0 0 7 0 7

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シルバースター、復活を誓う勝利!

 アサヒビールシルバースターが、前節の課題としていたボールコントロールオフェンスを展開。6本のTDを挙げ、FINAL6戦線に踏みとどまった。
 東京ガスクリエイタ−ズは1本のTDに終わり3連敗。Xリーグ強豪からの手痛い洗礼を受け、悲願の初勝利は持ち越しとなった。

 自陣30ヤードよりアサヒビールオフェンスの1stシリーズ。RB中村(友)、花房が運ぶゾーンプレーを軸にしたオフェンスを展開。
 ゾーンフェイクからQB金岡からRB吉岡へのパス、ドロップバックしてからTE橋詰へのパスなどを絡め、最後はRB中村(友)のゾーンプレーでTD。7−0と先制した。

 東京ガスはアサヒビールディフェンスに、RB吉川のダイブ、RB片山のパワー、カウンターは大きなゲインを奪えず、ドライブが続かない。
 一方アサヒビールオフェンスも、4thダウンギャンブル失敗、K泉のFG失敗、などあって攻めきれない。

 しかし「前節、オンワードスカイラークス戦での敗因として、ボールコントロールができていなかったのだが、今日は良かった」とアサヒビール深堀ヘッドコーチが語ったように、我慢して続けた成果が2Q途中より出てくる。
 RB伊是名も加え、徹底したゾーンシリーズを展開。RB中村(友)がまたもゾーンで持ち込みTD。 自陣24ヤードから残り2分で迎えた前半最後のシリーズも、合計10プレー、東京ガスに残り8秒しか与えない見事な2ミニッツオフェンスを披露し、今度はRB伊是名が持ち込みTD。
 21−0として前半を折り返した。

 後半、東京ガスのオフェンスより試合が再開したが、いまだ活路が見出せず、ダウン更新ならずパントを蹴った。
 が。ここでPR高橋がよもやのファンブルロスト。東京ガスに敵陣40ヤードからと絶好の得点機が巡ってくる。

 ここを逃すまいと、東京ガスは一転してパスシリーズを展開。
 QB井川がTE加藤へ2回続けてのパスをヒット。最後はWR金原へのパスでTD。21−7と反撃の狼煙を上げる。
 アサヒビールは、前節に続いてのキッキングチームのミスが失点に繋がってしまっただけに、悔やまれる。

 しかしアサヒビールは得点を量産し続けることで、悪くなりがちなムードを払拭し、チームを立て直す。
 3QからQB東野が登場し、オフェンスを指揮。
 RB吉岡のダイブ、WR高橋のリバース、TE大日向へのパスの3本のTD、そしてK泉のFGと得点を45−7とし、試合を決定づけた。
 ディフェンスもDL佐々木、LB木村のQBサック、DB植田、河合のインターセプトなどのビックプレーも飛び出し、東京ガスオフェンスを133ヤードに押さえ込んだ。

 アサヒビールの深堀ヘッドは、反則、ミスが多かったとゲームを総評し、「次の富士通戦に向け、まだチームのまとまりができていない。これから詰めて行きたい」と、次節の大一番に向け、豊富を語った。

 一方、東京ガスの松田監督は「技術の高さを見せつけられた。格上に対して、とにかく我々は一つ一つのプレーをベストプレーに近づけるのみ」と、こちらも次節以降に向け、チームのまとまりを模索しつつ、それを相手にぶつける覚悟が伺えた。




 
 
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