X League
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解説記事
オービックシーガルズ VS クラブハスキーズ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オービックシーガルズ 15 21 20 21 77
クラブハスキーズ 0 3 0 0 3

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オービックオフェンスが爆発!大量得点で連勝。

 Xリーグ2004、西武ドームで行われた第3試合は、今季2年ぶりの社会人王座奪回を狙うオービックシーガルズとクラブハスキーズの一戦。
 前節、激戦の富士通フロンティアーズ戦を制して波にのるオービックが、終始試合をコントロールして77−3の大差で、快勝した。
 オービックは開幕2連勝。ハスキーズは初戦に続き連敗ではあるが、随所で健闘の光るゲームであった。

 試合はオービックのオフェンスから始まった。
 先発のQBは高橋(大)は最初のシリーズをRB古谷のラン、SE脇田、水口へのパスで順調にゲインを重ねると、最後はRB古谷のダイブプレーでTD。先制点をあげる。
 ハスキーズは先発QB田がオフェンスをひっぱるが、オービックのDL阿部の激しいラッシュで思うようにダウンを更新することができない。

 つづくオービックのオフェンスシリーズもSE中村(敏)、TE安東らへのパスが立て続けにきまり、SE水口へのTDパスで得点を追加する。
 さらにTFPで、H脇田からTE清水(栄)への2ポイントコンバージョンを決めて15−0と快調な滑り出しをみせる。

 第2Qにはいると、ハスキーズも徐々にオフェンスの歯車が噛み合ってきた。
 QB田からWR松岡、粂井らへのパスプレーで小刻みに前進をはかり、敵陣17ヤードの得点圏へと進んだ。なんとかTDに結びつけたいところではあったが、オービックのDB金子、吉田(岳)、古庄ら、セカンダリーの奮闘でFGトライにとどまる。
 激しいラッシュのなかをハスキーズK浅野の冷静なプレーでFGを成功させ、15−3とする。

 オービックはこの日、オフェンスの奮起にこたえるように寺田、米田らリターナー陣の活躍がめだつ。敵陣からのオフェンスチャンスを幾度も演出した。
 さらにこの後もオービックは大量に追加点を重ねると、終始ゲームをコントロールした。

 第4Qに入ってからは、司令塔を新人QB龍村へスイッチ。QB龍村はラストプレーでTE安東へのTDパスを決めるなど、2TDをあげて、はやくも存在感をアピール。
 初舞台に「60点の出来」(QB龍村)と謙遜するが、大橋ヘッドコーチ、キャプテンDL庄子が「期待以上の出来」と口を揃えるほどの活躍ぶりであった。

 この試合でのオービックのオフェンスは全13シリーズのうち、11シリーズをTDに結びつけるすさまじい勢いで、ハスキーズを圧倒した。

 試合後オービックの大橋ヘッドコーチは「ちゃんと点をとれて勝てたことは評価したい。が、今季はリーグ戦といえどもトーナメントのようなもの。1つ1つのプレーにこだわっていかなかれば」と語った。
 次節の日産スカイライナーズ戦は「気持ちのぶつかりあいになる」とキャプテンのLB庄子。今後も王座奪回にむけた激しい戦いが続くだろう。

 一方、敗れたハスキーズも悲願のXリーグ初白星にむけて新たな挑戦が続く。次節は、好敵手・東京ガスクリエイターズとの一戦だ。




 
 
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