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解説記事

鹿島ディアーズ VS 五洋建設パイレーツ
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
鹿島ディアーズ 0 7 7 7 21
五洋建設パイレーツ 0 0 7 0 7

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鹿島が粘る五洋建設を下し4連勝。全勝をキープ

 建設業界対決となった鹿島ディアーズと五洋建設パイレーツの戦いは、鹿島が21−7で勝利し、4連勝とした。一方敗れた五洋建設は、まだ勝ち星がない。 

 第1Q。五洋建設がファーストシリーズをRB古谷、阿部のランプレーと、QB君川からWR松下、新人WR樫村(東京大)へのパスプレーなどで、スピーディーなテンポよいオフェンスを進める。
 鹿島陣内15ヤードまで攻め込みTDパスをQB君川が投じるが、エンドゾーン内で鹿島DB栄がインターセプト。得点チャンスを封じられた。

 鹿島は第2Q、1分36秒に28ヤードFGを狙うが失敗。
 その後、鹿島は「1人QBで試合を任せるのは負担。予定通り点を取るため」(鹿島・森ヘッドコーチ)QBに新人QB尾崎(関学大)を起用。このQB尾崎がノーハドルオフェンスでオフェンスを進め、ベンチの期待に応える。

 「落ち着いてうまく機能した」と森ヘッドコーチ。QB尾崎は自らのランプレーでダウンを更新すると、WR植村へのパス、RB平手のランなどで、敵陣15ヤードまで陣地を進める。
 ここからRB平手がドロープレーで中央を突破、そのままエンドゾーンに駆け込みTD。先制点をあげた。

 第3Q開始早々、鹿島にビッグプレーが飛び出す。KR東畠がキックオフリターンで、97ヤードを走り切りTD。14−0とリードを広げる。

 追う五洋建設は、QB君川からWR松下へのパスが連続ヒットしてTDを奪ったが、惜しくもホールディングの反則で、TDが取り消される。
 しかし再びQB君川からWR松下へ18ヤードのTDパスが決まり、7−14と追い上げる。

 第4Q。鹿島は敵陣に入り、QB鈴木からボールを受け取ったRB高木がWR東畠へパス。
 このフリーフリッカーが決まりTD。21−7と突き放す。「みえみえのプレーだった。あれを決められたことは、試合に負けたこと以上に腹が立つこと」と、五洋建設の左瀧ヘッドコーチが地団駄を踏んだシーンだ。

 14点を追い上げる五洋建設は、QB君川のパスで敵陣13ヤードまで攻め込む。4thダウンギャンブルを選択してパスでTDを狙うが、カットされ得点につながらなかった。

 鹿島・森ヘッドコーチは「オフェンスもディフェンスも集中力に欠けていた。これからも目の前の試合を自分たちの全力を出していくだけ。最終戦のアサヒビール(11月2日、東京ドーム)には勝負強さを求めて、勝つことだけを考えていく」と、ディビジョン優勝を目指す意気込みをみせた。

 4連敗となった五洋建設・左瀧ヘッドコーチは「FGを3本防ぐなどの見るべき点はあった。パスは決まっていたが、ランプレーが出ず、手詰まりになった。ディフェンス、キッキングなど課題が多い」と、今後の修正点をあげていた。




 
 
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