最初に攻撃権を得たのはアサヒ飲料、自陣24ヤードからのオフェンスとなった。
リーグ戦でエンジン始動に成功したRB中村(多)が積極的にボールを持って前進を重ねる。さらにQB桂からWR末方へのパスや、WR横山のリバースプレーなども織り交ぜ、ゴール前32ヤード付近まで迫った。
ここでK鏑木が48ヤードのFGにトライするが届かず、先制点を奪うことが出来なかった。
アサヒ飲料は次のシリーズで、ベテランQB八木を起用するが、これが裏目に出る。
3rdダウンでのパスを投げる態勢からQBサックされボールをファンブル。アサヒビールにゴール前14ヤードからの攻撃権を与えてしまった。
絶好のチャンスを得たアサヒビールだが、今度はRB吉岡がファンブル。またもや攻守交代。
前半は積極的に攻めるアサヒ飲料がゴール前に迫りながらも、FG失敗や4thダウンギャンブルを失敗するなど得点に結びつけることができず、アサヒビールも有効なドライブが続かない。
結局、両チーム無得点で後半へ突入した。
“後半勝負”のプランを描いたアサヒビールは思わぬ展開で先制点を奪う。
アサヒ飲料の自陣37ヤードからのオフェンスで、QB桂の投じたボールがアサヒビールDB植田の胸の中へ。
絶好のポジションでのパスインターセプトとなり、DB植田はそのまま39ヤードを走りゴール前1ヤードまで迫った。ここでRB吉岡が中央を力強く走り抜けTD。7−0とした。
対するアサヒ飲料は第3Q終了間際、自陣28ヤードからオフェンスをスタート。
QB桂からTE河合、滝本へのパス、RB中村(多)のラン、そしてWR椋木、吉村へのパスで、ゴール前23ヤードまで陣地を進める。
ここでRB中村(多)がタックラー2人をはねのける力強い走りで、一気にゴール前9ヤードに。反則で罰退したものの、QB桂の負傷で急遽出場したQB八木が、今度はしっかりとパスをWR桃澤に投げ込みTD。7−7の同点に追いついた。
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