Xリーグ史上初の春秋連覇を果たしたオービックシーガルズ。リーグ戦は、順当に勝ち星を重ねて全勝でEAST優勝を果たし、ランク1位を獲得してFINAL6は準決勝から登場。
この試合の相手は、FINAL6初戦でアサヒ飲料チャレンジャーズとの接戦を制したアサヒビールシルバースター。今春パールボウル決勝で対戦した相手でもある。
この対戦でも、今季からスターターQBとなった入部3年目のQB龍村が、テンポのいいリズムでオフェンスを展開して第1Q、2QにTDを演出。13−7で3年ぶり5回目の日本社会人選手権決勝ジャパンXボウル(以下、JXB)への出場を決めた(出場回数はリクルート、クラブシーガルズ時代を含む。オービックとなってからは初出場)。
今季は、攻守ともに歯車のあった試合展開をみせたオービック。その中でもリーグ戦、FINAL6を通じてコンスタントにオフェンスを指揮したQB龍村の急成長が得点力を向上させている。
そのQB龍村はリーグ戦でパス成功率69.9%、11のTDパスを決め、インターセプトは0と、驚異的なパッシング能力をみせた。
「自分はプレーコールをやっているだけ。オフェンスのみなさんに支えてもらっている。大学時代は決めのパスを投げていただけだったが、社会人になってからパスの見極めができるようになった」と、今季を振り返る。
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