爆裂!リクルート。鹿島戦を前に万全!
午後から降り出した雨が強さを増してきた10月4日夕方、共に1勝1敗のリクルートシーガルズ
とすかいらーくスカイラークスが川崎球場で対戦した。
先手を取ったのは昨年のチャンピオン・リクルートだった。
キックオフ直後のすかいらーくの攻撃シリーズでQB塩谷の放ったパスをリクルート
CB玉ノ井がインターセプト、そのまま52ヤード走ってTD。TFPも決まって7−0と先制した。
この日のリクルートは、ディフェンスとスペシャルチームが激しいタックルで、すかいらーくの
ミスを誘発する。
K岩田のFGで3点を追加した後のキックオフ、
すかいらーくのKRのファンブルを敵陣21ヤードでリカバーすると、
RB根崎がパワーでゴール前まで持ち込み、最後はRB中野が飛び込んでTD。
1Qで早くも17−0とリードを奪う。
2Qに入ってもリクルートは攻撃の手を緩めない。
RB中野が中央突破から、すかいらーくディフェンスを振り切って80ヤードの独走TD。
ディフェンスが、すかいらーくQB遠藤に激しいサックを浴びせて、ファンブルを誘うと
すかさずK岩田のFGに結びつける。
さらに直後のキックオフで、すかいらーくのファンブルをリカバー。
QB松本からRB中野へのスクリーンパスで大きく前進した後、
RB中村がエンドゾーンに飛び込む。前半を33−0とリクルートの大量リードで終了した。
後半に入ってすかいらーくは必死の反撃を試みるが、攻守共に絶好調のリクルートの前に
なす術がなかった。
逆にリクルートは松本から代わったQB新生が2本のTDパスを成功させ、
さらに終了間際には、すかいらーくのミスパントをLB遠藤が11ヤードのパントリターンTDに
結びつけて57−0で圧勝した。
この試合でリクルートは、ランで今季最高の325ヤードを獲得、
パスでも240ヤードをゲインしている。
一方ディフェンスは、すかいらーくを僅か126ヤードに押さえ込んでいる。
リクルートにとってはオフェンス、ディフェンス、キッキング全ての分野で自分たちの
能力を十分発揮できたことは大きな収穫。
次に対戦する鹿島に最高の状態で挑めることが確認出来たからだ。
リクルートのD.スタントヘッドコーチは
「オフェンスはゲームプラン通り。ディフェンスは、
すかいらーくが、もっとオプションを使ってくると予想していたのが
パワーフットボールを仕掛けてきたので最初は対応策が必要だったが上手く対処できた。
キッキングとターンオーバーが勝敗を分けた。
オフェンスはボールコントロールが出来た点が良かった。これで良いムードで鹿島戦に臨める」
と、強敵・鹿島戦を前にした
完勝劇に満足げであった。
|