X League
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東京三菱銀行vsレナウン

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

東京三菱銀行 センチュリアンズ

0

6

0

0

6

レナウン ローバーズ

0

0

0

7

7


古豪レナウン、劇的逆転勝利で初戦を飾る!

 XリーグEASTの開幕ゲーム、東京三菱銀行vsレナウンの戦いは、東京ドームで午後7持にキックオフされた。

 最初に試合の流れを掴んだのは東京三菱銀行。1Q2回目の攻撃シリーズ、QB斉藤からWR渡辺へのパスで大きくゲインして、レナウン陣の奥深くに攻め込んだ。
 しかし、そこから進むことが出来ず、やむなくFG狙い。Kも兼任する斉藤の蹴ったボールは左にそれて失敗。惜しい先制機を逃した。

 東京三菱銀行はその後も有利に試合を進める。50ヤード付近から開始したドライブをQB斉藤がWR渡辺、TE仁尾へパスを決めてレナウン陣20ヤードまで迫る。
 だが、ここでレナウンのディフェンスが奮起。主将のLB斉藤をサック、サードダウンではQB斉藤にプレッシャーをかけて浮いたパスをLB小畑がインターセプト。ピンチをしのいだ。

 このまま前半終了かと思われた時、東京三菱銀行にビックプレーが生まれる。レナウンRB池田のファンブルを東京三菱銀行がリカバー。ターンオーバーで、敵陣13ヤードという絶好のフィールドポジションを得た。
 絶体絶命のピンチに立たされたレナウンだったが、ここでもディフェンスが頑張りを見せる。3回の攻撃を4ヤードの前進に押さえ、K斉藤のFGも失敗。危機を脱したかに見えた。
 しかしここで、レナウンにラフィンザキッカーの痛い反則。ゴール前4ヤードで東京三菱銀行にファーストダウンを与えてしまった。3プレイ後、QB斉藤がエンドゾーン左に走り込んだWR杉原にTDパスをヒット。TFPは失敗したが、東京三菱銀行が6−0と先制した。

 後半に入っても両チームのディフェンス力が攻撃を上回る展開が続く。レナウンはQBを中島から、パスの上手いか津山に交代させて流れを変えようと試みたが、思うように進まない。

 4Qも残り2分近くになってレナウンがボールを痛恨のファンブル。東京三菱銀行の勝利は九分九厘間違いないと思われた。
 ところが、レナウンはここから粘りを見せる。東京三菱銀行のオフェンスを止めてパントに追い込み。自陣18ヤードから最後のチャンスを掴んだ。

 残り時間は1分少々。QB勝山に迷いはなかった。最初のパスをWR小林にヒット。1回インコンプリートをはさんでRB相沢へのパスで大きくゲイン。再びWR小林に20ヤードのパスを決めてゴール前7ヤードに迫った。最後はこのドライブ7本目のパスをエンドゾーンにいるWR船越に投げてTD。TFPも決まって終了28秒前に7−6で逆転に成功した。

 東京三菱銀行も最後まで勝負を捨てない。パスでヤードを稼いで、最後は斉藤のFGに賭ける。しかし、57ヤードのFGはゴールポストをそれて失敗。レナウンが劇的逆転勝ちを納めた。

 試合後、レナウン鈴木監督は「ランプレイでボールをコントロールしようとしたが、肝心のランが進まず、苦労した。最後のドライブの前には(QB勝山に)全部パスでいけと言った」と、劇的な白星発進に満足げな表情で語った。

 


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