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東京三菱銀行 VS 東海銀行

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

東京三菱銀行 センチュリアンズ

10

7

10

6

33

東海銀行 レッドウエイブ

0

3

7

7

17


初勝利をかけた銀行決戦はセンチュリアンズに凱歌。

 今季初勝利をかけた東京三菱銀行と東海銀行が夜の川崎球場で対決した。

 立ち上がり自陣47ydからの攻撃を、ベテランRB川井の活躍などもあってわずか5プレーで先制TDを挙げた東京三菱銀行は、その後もK斉藤が28ydのFGを成功させ、10-0とリードした。
 一方の東海銀行は東京三菱銀行のP斉藤の絶妙なパントもあり、なかなか自陣を抜け出せない。第2Q早々にエースRB飛田のドローで掴んだチャンスをFGに結び付け3点を返すものの、リズムに乗り切れない。

突き放したい東京三菱銀行はここで新人QB松平を投入、これが吉とでる。
 自陣37ydで迎えた第3ダウン4、東京三菱銀行がこれまで見せたことのなかったオプションは、QB松平からピッチを受けたRB川井が一気に走り抜けてTD、17-3とした。

 東海銀行も直後のシリーズでQBを小林から小川にスイッチ。小川は自陣32ydからの攻撃をリズム良くドライブするが、東京三菱銀行のDL富永などのサックなどもあり攻め切れず、FGも失敗。東京三菱銀行が17-3とリードを奪って、前半を折り返した。

 後半、東海銀行がQB小林の1ydランでTDを奪うと、東京三菱銀行もWR中野の46ydパスキャッチから掴んだチャンスを確実にTDに結び付け、TD二本差はなかなか縮まらない。

 東海銀行にとって不運だったのは、その後、東京三菱銀行の攻撃をパントに追い詰めた場面。プレッシャーをうけながら、東京三菱銀行P斉藤が無理やりけったボールは低い弾道でロスを越え、東海銀行の選手に当たってしまう。
そのボールを東京三菱銀行がすかさずリカバー。東京三菱銀行はそのチャンスをK斉藤の46ヤードFGに結び付け3点を追加。27-10とリードを広げた。

 その後、両チームとも1TDづつを追加、結局33-17で東京三菱銀行が今季初勝利を挙げた。

 東京三菱銀行は「QB松平の起用で攻撃に変化をつけた」という坂本ヘッドの言葉通り、大事な場面でオプションを出すなど過去2試合に比べ攻撃に幅が出来たようだ。
 エースQB在間もパスプロが崩れてもターゲットを探すなど持ち前の落ち着きのあるプレーに戻りつつある。

 守備の方もDE伊藤を中心とするDL陣が常にライン戦で勝り、「調子に乗らせるとこわい」(坂本ヘッド)東海銀行QB小林のスクランブルも朝倉、川井、本間らLB陣の素早い反応でゲインを許さなかった。シルバースター、富士通と戦う後半戦に向け、弾みをつけたようだ。

 東海銀行は立ち上がりから攻撃がリズムを掴み切れず、富士通戦で見せた後半の驚異的な集中力もこのゲームでは見られなかった。
 主将・藤江も「シルバースター、富士通にいい試合をして『出来るんじゃないか』という気持ちと『本当に勝てるのか』という気持ちが混じってメンタル面で中途半端になってしまった」と心に隙があったことを告白、一部で勝利することの難しさをかみしめていた。


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