村田新ヘッド、初陣を白星発進で飾る!
Xリーグウエストが開幕、サンスターファイニーズとアサヒ飲料ワイルドジョーが対戦した。アサヒ飲料がチームを大幅に強化してきただけに、接戦が予想されたが、サンスターが貫祿を見せつけ、14−0でアサヒ飲料を下した。
試合はDL佐々木らを擁するサンスターと、LB山田、上田らタレントのそろうアサヒ飲料、という特に守備の強さが目立ち、相手にファーストダウンは許すものの
、TDには結びつけないという展開。
サンスターはプレーコールをサイドラインから番号で選手に伝達し、ノーハドル攻撃をするなど、相手守備を惑わせた。またアサヒ飲料も吉田、横川、丸山ら豊富なRB陣を駆使し、サンスターの切り崩しを図ったが、前半は両チームとも無得点で終わった。
流れが変わったのは、第3Qのサンスターにとっては後半2回目の攻撃だ。このシリーズも攻撃が攻め切れず第4ダウンを迎えたが、パントフォーメーションからパンターの永井が、判断良く右オープンを走りファーストダウンを奪った。TDにこそ結び付かなかったものの、チームのムードは一気に盛り上がる。
次のシリーズ8分32秒に、ゴール前41ヤード、QB田原からWR田崎へのTDパスが成功、7−0とリードを奪った。
勢いに乗るサンスターは次の攻撃でも10分15秒に、主将のRB山下がQB柴田からのパスを受けてTD。14ー0とし、ほぼ試合を決めた。
村田ヘッドコーチは『これまで強気なことを言ってきましたんで、勝ててほっとしています。選手がよく一丸となって戦ってくれました。ただ、今日はオフェンス以外の頑張りで勝てましたんで、しっかりと分析が生かしきれる攻撃チームを作らないといけませんね』と、まずはアサヒ飲料相手の勝利に満足そうだ。
主将の山下は『村田さまさま、です。村田さんの頭で勝ったようなもの。チームとしても勝って勢いづくのは間違いないと思うので、気を引き締めて次の試合に臨みます』と打倒・マイカル、松下電工へ向け全開宣言。
一方、敗れたアサヒ飲料の山崎監督は『あれだけ期待されていたのに、不細工な試合で恥ずかしいです。この2年間、ずっと注意し続けてきたんですが今日も反則で負けました。自分で自分の足を引っぱるチームは、あきませんわ。次のマイカルまで少ししかありませんが、立て直してきます』と、悔しさを露わにした。
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