X League
リーグ記録集 1997〜2005 記録集TOP 閉じる
   

マイカルVSサンスター

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

マイカル ベアーズ

0

0

0

8

8

サンスター ファイニーズ

7

0

7

0

14



アーリー・ウエイクアップ! 村田ファイニーズ復活!

 ここまで安定した実力をみせてきたマイカルベアーズと、大阪ブラックイーグルスにまさかの敗退を喫したサンスターファイニーズが対戦した。

 QB夏目を中心に爆発力を持つマイカルが優勢とみられていたが、ファイナル6出場を是が非でも果たすためにはもう負けられないサンスターが意地をみせた。

 試合はサンスターの2回目の攻撃で動いた。敵陣34ヤードからQB田原のパスとRB井場、中村らのランでゴール前1ヤードまで迫り、最後は「ゴール前スペシャルチーム」として、QBになんと埜下が入る。
 「まさかそんなことするとは思いませんでしょう」(久保田監督)。これがマイカル守備陣の混乱を招き、ピッチを受けたRB山下が左オープンを走りTD。待望の先取点を奪った。選手全員の気持ちが勝利へ向けて一つになったようだ。

 勢いに乗るサンスターは、次のシリーズもハーフラインからの攻撃をQB田原からTE桜庭やWR田崎へのパス、そして主将RB山下や井場のランで再びゴール前まで攻め込み完全にダメを押すかと思われた。
 しかし、ゴール前4ヤードからのFGをキッカーの永井が失敗。追加点は奪えなかった。

 後半に入ってからは、相手のパントスナップミスから得たゴール前21ヤードからの攻撃を、QB田原がWR弓削への28ヤードのTDパスをヒット。流れは完全にサンスターのものになった。

 それに比べてマイカルはいつものフットボールが出来ない。雨のためグランドがぬかるみ、自慢のRB陣が思うように走れない。QB夏目もボールが手につかず、再三のファンブルを繰り返す。パントリターンで、試合終了間際に得たTDが唯一の得点だった。

 サンスターの村田ヘッドコーチは「ここ2年、(マイカルには)大敗してきたんで選手もストレスが溜まっていたと思います。それを見事に自分たちの力で発散してくれた。実は、ブラックイーグルスに負けた後、チームを立て直すにあたって、NFLのグリーンベイパッカーズが2戦目で負けたとき、ヘッドコーチのマイクホルグレンが「早い段階で目を覚ませ(EARLY WAKEUP!)」と選手にアドバイスしたことを話したんです。リーグ戦終盤ではなく早い段階で負けたことはチームにとって良かったと思います」と一丸となって得た勝利に笑顔がこぼれた。

 一方敗れた久保田監督は「うちのどこが悪いというところはどこもないので、どうしようもないですね。ただひとつ確実に言えることは、守備陣が、うちの攻撃は強いと思い込んでしまっていることですね。そのためフィールドポジションが悪いと、観客より先にあわてている。まぁ、崖っぷちに立ってから立ち直ってくれることを期待します」と話していた。


試合結果を見る

個人記録を見る

 
 
  日本社会人アメリカンフットボール協会 Copyright (C) 2007 NFA All Rights Reserved.