イワタニに好プレー続出!うれしい初白星獲得!
イワタニサイドワインダーズとアサヒ飲料ワイルドジョーが、ともに初勝利をかけて対戦。負けた方が入替戦出場だけに緊迫した戦いが繰り広げられた。
試合は第2Qに動いた。アサヒ飲料の自陣20ヤードからの攻撃は、RB吉田、横川らのランでドライブされたが、イワタニの守備陣が踏ん張って、第4ダウンに追い込んだ。
ここで、アサヒ飲料のパンター西岡のキックしたボールを、DB武本がブロック。転がるボールを拾い上げ、そのままエンドゾーンに走り込みタッチダウン。イワタニが7−0とまず先制した。
次のアサヒ飲料の攻撃でも、QB西岡のパスをDB武本がこの日2本目のインターセプト。ゴール前20ヤードからの攻撃を、WR山ノ上へのパスを2本続けて成功させTD。追加点を奪った。
一方のアサヒ飲料は、前半はチャンスをミスで潰していたが、後半に入ると、QB西岡を中心にテンポの良い攻撃を展開。
第3Q 4分25秒に西岡が今季初得点となるTD。TFPは失敗したが、次のシリーズでも自陣20ヤードからの攻撃を、RB吉田、横川らのランや、QB西岡の積極的な走りを展開。
第4Q 6秒にはRB丸山が8ヤードを走りTD。12−14と追い上げた。
アサヒ飲料は、ここで同点をねらうべく2ポイントコンバージョンを選択したが、ここでも大きく立ちはだかったのがイワタニのDB武本。
QB西岡の放ったパスを鮮やかにカット、アサヒ飲料は同点の好機を逸した。
しかし勢いにのるアサヒ飲料、つぎのイワタニの第1プレイで、RB近藤のファンブルボールをリカバー。敵陣27ヤードからの攻撃権を得て、再びドライブを開始した。
最後は、ゴール前2ヤードからK小川が19ヤードのFGを狙うが、イワタニの好ブロックにあい、逆転ならず。
反対に、最大のピンチを凌いだイワタニは、自陣20ヤードからの攻撃で、QB大橋が要所でパスを決め、最後もベテランWR梅原への43ヤードのTDパスが決まり、21−12とダメを押した。
リーグ戦4試合目を終え、ミドルパスにも磨きがかかってきたQB大橋は、「アサヒ飲料には、大学の先輩が沢山いて、緊張しました。ただそれが逆に良かったと思います。だんだんとレシーバーとも意志の疎通が出来るようになり、タイミングが合ってきたようですね。次のサンスター戦も、是非勝ってイワタニの底力を見せつけたいと思います」と決意を話していた。
また、この日パントブロックしてTDを奪ったり、2本のインターセプト、パスカットなど大活躍を見せたDB武本は「これだけターンオーバーできたのは初めてです。今日はアサヒ飲料の強い守備を相手に、キッキングや守備で試合を組みたてないといけなかったので、思い描いていた展開になってよかった」と笑顔。
一方,入替戦出場が決定したアサヒ飲料の山崎監督は「あいかわらず、ミスが多かったですね。それぞれのポジションで役割を果たしてくれないと試合になりませんわ。ただ、後半はうちの本来のフットボールが出来たので、次ぎのブラックイーグルス戦に勝って、入替戦へ弾みをつけたいですね」と今季初白星獲得へ向け、最後の出直しを誓っていた。
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