オンワード2勝目もオフェンスの不調に笑顔はなし
17日午後1時40分から川崎球場でキックオフされたオンワードオークスとレナウンローバーズ戦。時折激しく降る雨に両チームとも悩まされたが、オンワードが20−0でレナウンを破り2勝目をあげた。
オンワードは第1Q、QB須永がWR渡部、RB山口へパスを投げ分けてファーストダウンを更新。最後はWR渡部がミドルパスキャッチしてそのまま36ヤードを走りTD。
レナウンは先発QB鈴木(隆)がショットガンフォーメーションからパスを繰り出すものの、オンワードの守備に阻まれファーストダウンを更新することができない。
さらにオンワードはRB大塚、高瀬のランプレーで、WR河本へパスで前進を図る。そして7分55秒、K小島が34ヤードのFGを決めて10−0と点差を広げていく。
第2Q、オンワードはレナウンのQB中島のエクスチェンジミスからのファンブルボールをリカバー、攻撃権を得る。そしてQBを富澤に代えて攻撃を開始。しかしTDを奪うことができず、K小島が41ヤードFGを狙うが失敗。
次のシリーズで、レナウンはTE前野へのパスで前進をするものの、オンワードの守備に粉砕されて得点圏へ入れない。逆にオンワードはRB高瀬が37ヤードロングランで敵陣26ヤードまで攻め込む。そして7分34秒、RB山口が密集を抜けて10ヤードを走りTD。17−0。
その後のキックオフをオンワードが押さえ、敵陣42ヤードから攻撃を続ける。RB高瀬、真柄が走り敵陣28ヤードまで持ち込むが、反則でパントに終わり得点に結び付けることができなかった。
後半、レナウンはキックオフリターンで船越がロングゲインをみせるなどして敵陣15ヤードまで攻め込むがオンワード守備陣にまたも粉砕されて得点できない。
一方のオンワードも、RB大塚の46ヤードロングランで一気に敵陣内に入るものの、追加得点を奪えない。レナウンはまたも敵陣31ヤードまで持ち込むが、LB加守田がパスをインターセプトしてレナウンの攻撃を断ち切る。
ともに得点圏内に攻撃を進めるものの、チャンスを生かすことができず第4Qへ。オンワードはQB富澤がロールアウトしてパスを投げるが、決まらない。10分33秒、オンワードK小島が42ヤードろロングFGを決めて20−0とダメ押しの得点をやっと奪った。
追うレナウンはQB中島が得点を返そうとパスを多投するが、オンワードDB杉山がインターセプトするなどの活躍があって無得点に封じこめられた。
レナウンがオンワードから奪った総獲得ヤードがわずか48ヤード(パス49ヤード、ランはマイナス1ヤード)、総喪失ヤードは310ヤード(パス50ヤード、ラン260ヤード)と得点差以上にオンワードが圧倒した試合だった。
オンワードの小暮監督は「全然ダメ。なにをやってもダメだった。反則で自分たちのリズムを作れていない。ブロックもお粗末。自分たちの思うとおりのプレーしなければ。今のレベルで次の鹿島戦を必死にやるだけ。今日の試合で自分たちの自信を取り戻したかったんだが...」と今ひとつリズムに乗りきれないチーム状況を語った。
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