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鹿島 VS オンワード

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

鹿島 ディアーズ

0

0

7

7

14

オンワード オークス

6

0

0

15

21


鹿島に土!オンワードが見せた最後の意地!

 連勝を阻んだ。これでオンワードは3勝1敗1分け(勝ち点7)となりCENTRAL3位。負けた鹿島は4勝1敗(勝ち点8)で、リクルートシーガルズと同率ながら当該チーム間の勝敗でCENTRAL優勝を獲得、リクルートとともにファイナル6に出場する。

 先取点を奪ったのはオンワード。試合開始のキックオフリターンからQB須永が順調に攻撃を進め、鹿島陣内へ突入するパスが通ったものの、キャッチ後のファンブルを鹿島守備陣にカバーされ、攻撃権を失う。しかしその後の鹿島の攻撃をパントに終わらせ、自陣35ヤードから攻撃を再開。
 WR斎藤(東海大)、升田(法政大)の新人WRコンビらの活躍で敵陣34ヤードまで攻め込み、8分11秒にQB須永から左サイドを走るWR武井への5ヤードTDパスが決まり、6−0(TFPキック失敗)。

 第2Qに入り、鹿島はQB川上がパスを中心に攻撃を展開する。WR植村へのパスなどで敵陣29ヤードまで進入するが、9分42秒にQB川上が放ったパスをオンワードDB藤内が値千金のインターセプト、鹿島から攻撃権を奪う。
 オンワードは自陣10ヤードから攻撃を開始。WR渡部、神へのパスで敵陣35ヤードまで攻め込むが、得点には至らず前半を終了。

 後半、鹿島はQBを鈴木に代えて攻撃を立て直す。第3Q開始1分39秒、エースRB堀口が守備ラインをスルリと抜けて48ヤードを独走TD。7−6と試合を逆転する。
 しかし、オンワードも6分すぎにQBを富澤に代えて攻撃のリズムをかえる。8分56秒には再逆転を狙ってK小島が46ヤードFGを蹴るがノーグッド。
 その後の攻撃で鹿島はRB児玉のランプレー、WR椎野(克)へのパスプレーなどでオンワード陣内37ヤードまで攻め込むが、ここでも鈴木の投げたパスをオンワードDB藤内がインターセプト。攻撃を断ち切った。

 第4Q、オンワードは自陣23ヤードから攻撃を開始。WR河本、升田へのパスとRB渡辺(司)のランで敵陣45ヤードまで進む。QB富澤からWR渡部へのパスで敵陣16ヤードまで攻め込み、RB山口のランとWR升田へのパスでゴール前1ヤード。最後はQB富澤が中央に飛び込んで13−7と再逆転に成功する。
 しかし鹿島、この後のキックオフを新人・志田(日大)が72ヤードのビッグリターンで敵陣20 ヤ−ドと得点圏内に入る。そしてフォースダウンギャンブルを成功させて7分41秒、RB関澤が中央を突破して6ヤードを走りTD。14−13と再々逆転。

 追うオンワードは、RB真柄へのパスとRB大塚のランで敵陣に入るが、鹿島の強力守備陣に攻撃を阻まれる。そしてフォースダウンギャンブルでQB富澤からWR斉藤へのパスが決まり、ファーストダウンを更新。
 勢いに乗ったオンワードは、試合残り時間1分11秒にQB富澤が、鹿島守備陣に激しいタックルを浴びながらも、エンドゾーンで待つWR青野にパスを決めTD(2ポイントコンバージョンパス成功)。21−14と再々再逆転。
 その後、鹿島はQB川上を投入して得点を狙い、敵陣27ヤードまで攻撃を進めるが、試合残り32秒にオンワードDB大野がTDを狙ったパスをインターセプト。オンワードの勝利を決定付けた。

 「今シーズン開始前から鹿島から3TDを奪うことを目標としてきた。プライドと意地を賭けて挑んだゲームだったし気の抜けないゲームだった。ゲームプランを信じて、全てがうまくいった。お互いにお互いの手の内を知っているだけに、最後にいい試合が出来た。来年につながる。来年のチーム作りのために明日から練習します」とオンワードの木暮監督。
 一方、全勝優勝をあと一歩で逃した鹿島の高野ヘッドコーチは「攻撃の時間が短すぎ、プレーが少なかった。相手にボールコントロールされてまずいと思っていた。オンワードは攻守ともに力があり、強い。うちのプレーを目一杯やって勝とうとしたが。これがうちの本当の力なんでしょう。攻守ともに完敗。(交流戦も入れて)創部100ゲーム目のメモリアルゲームがこんなになってしまった。今までがうまくいきすぎた。力がないから、こういう結果になったんでしょう」とさすがに悔しそう。


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