リーグ最終戦は富士通が圧勝でフィニッシュ!
富士通フロンティアーズがレナウンローバーズを52−7で破り、CENTRAL4位。敗れたレナウンは5位となった。
富士通は、レナウンのファーストシリーズのパントをリターナー横田(和)が、いきなりの87ヤード独走TD。試合開始1分59秒で富士通は先取点をあげた。
この後も富士通は順調に攻撃を進め、QB中澤からWR小島(行)、新人・山村(関学)、竹村へのパスとRB森本のランプレーで着実に前進を図り、WR佐藤への48ヤードロングパスで敵陣6ヤードまで攻め、K川上が24ヤードのFGを決め10−0。
追うレナウンは、QB中島を中心にランプレーでゲインを図るも富士通の守備陣に阻まれ、なかなか前進できない。第1Q10分すぎからはQBを鈴木(隆)に代える。
QB鈴木(隆)はRB池田、和田、前野にパスを投げ分けて敵陣35ヤードまで進入するが、得点することができない。
逆に富士通はQB中澤がRB森本、自らのランで敵陣に入るや第2Q、6分32秒QB中澤が15ヤードを走りTD。17−0とリードを広げる。
さらに7分32秒には、レナウンのパントを新人DB小島亮(専修大)がブロック。このボールをDB佐野がエンドゾーンで押さえTD。24−0とする。10分59秒には、中澤に代わったQB青木からピッチを受けたRB森本が右サイドを2ヤードを走りきりTD。30−0と大差をつけた。
後半、レナウンは、RB池田のランを中心に進撃。敵陣4ヤードまで進むがここで痛恨のファンブル。攻撃権を富士通に渡してしまった。富士通はこのチャンスにQB青木からWR山村へ26ヤードロングパスが決まり、敵陣28ヤードへ。11分24秒にWR小島(行)への13ヤードTDが通り38−0。
第4Qにレナウンは自陣35ヤードから攻撃を開始。ファーストダウンを重ね敵陣へ。QB中島のランで敵陣19ヤードまで入るが、ここで中島が脳震盪のため鈴木が登場。RB阿久津のランで敵陣3ヤードまで持ち込み、最後はRB池田へのTDパスが通って7−38と一矢を報いた。
しかし富士通は、直後のキックオフをリターナー久保田が56ヤード独走してTD。45−7とする。
さらに10分37秒には、レナウンのファンブルボールをリカバーして攻撃権を獲得すると、QB中澤が13ヤードを走ってTD。52−7と得点を50点台に乗せ、圧勝で2勝目をあげた。
カート・ローズヘッドコーチは「新人DB小島(亮)、WR小島(行)、RB横田(和)、WR久保田がよく活躍してくれた。いずれも素晴らしいプレーをみせてくれたよ。ファイナル6出場はならなかったが、チームとして成長できた。目標の勝ち数ではなかったが、これが今年の大きな成果だ。今年は94年以来、春秋をみれば勝ち越しできた年となった。トップチームに変わらない力を持っている。ハードな練習をこなして、来年はもっといい成績を残したい」と気持ちは早くも来季を見据える。
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