住友銀行、6年ぶり1部復帰の嬉しい初勝利!
7年ぶりの顔合わせとなった東京三菱銀行センチュリアンズと住友銀行スプリングスとの一戦は、先制した住友銀行が東京三菱銀行の追撃を食い止めて9−7で逃げ切り、1部復帰初勝利をあげた。
立ち上がりは、東京三菱銀行、住友銀行ともにファーストダウンを奪えず、パントのり返し。住友銀行はRB渡部のランで敵陣に入り、7分54秒にK村上が42ヤードのFGを狙うが失敗。第1Qはともに得点をあげることができなかった。
第2Qに入り東京三菱銀行はQBを松平から大西に代えて攻撃のリズムをつかもうとするが、大西が放った左サイドへのパスを住友銀行DB秋間にインターセプトされてしまう。
この敵陣19ヤードからのチャンスに住友銀行は、QB大塚のランプレーなどで敵陣5ヤードまで進め、3分14秒ピッチを受けたRB渡部が右オープンを走りTD(K村上のTFPキックはブロックされ失敗)。6点を先制する。
東京三菱銀行はQB大西のランプレーを中心に攻撃を展開するが、住友銀行の守備陣に阻止されてしまう。10分すぎ敵陣45ヤードまで攻撃を進め、K沖がFGを狙ったが失敗。得点をあげることができず前半を住友銀行が6−0で折り返す。
後半、住友銀行はQB大塚からTE藤田へのパスがとおり敵陣へ。RB青島、川口のランプレーで敵陣17ヤードまで攻め込み第3Q、5分35秒K村上が34ヤードFGを決めて9−0とリードを広げる。
追う東京三菱銀行はQB大西を中心に攻撃を進めるが、住友銀行の分厚い守備に得点圏内まで攻め込めない。
第4Q、東京三菱銀行はRB酒井のランなどで敵陣に入るが、ここでも住友銀行守備ラインが頑張り連続QBサックを決め、後退を余儀なくされる。
しかし6分56秒、住友銀行のパントを東京三菱銀行がブロック、エンドゾーン内を転々とするボールをDL石橋が押さえTD。TFPキックも決まり7−9と2点差に追い上げる。
試合残り3分ころ攻撃権を獲得した東京三菱銀行は、QBを松平に代え、ランプレーと住友銀行の反則などで住友銀行陣内28ヤードまで攻め込む。
試合残り17秒に46ヤードの逆転FGを狙うが失敗。結局9−7で住友銀行が6年ぶりに1部での勝利を飾った。
住友銀行の細田ヘッドコーチは「勝利とはいえない。ディフェンスはがんばっていたが、オフェンスの回転がよくなかった。全体の流れが悪い。今日の試合は、もっと点がとれていたはず。しかし、6年ぶりの勝利がいいステップとなるはず。つぎの試合につなげていかないと」と6年ぶりの1部復帰初勝利にも引き締める。
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