劣勢に立たされたシーガルズはその直後、QB松本からSB高岡、安部へのパスでフレッシュを獲得し、9分13秒にRB中野が左オープンを駆け抜けてTD。7−10と3点差に迫る。
取られたら取り返すのが勝負の鉄則。シルバースターは自陣33ヤードからの続くシリーズ、WR稲垣のキャッチで前進すると、10分52秒に金岡がラッシュをうまくかわしながらWR梶山に32ヤードのTDパスをヒット。瞬く間に17−7と引き離した。
一方のシーガルズも負けてはいない。WR堀江が54ヤードのビッグリターンを見せて敵陣からの攻撃をもぎ取ると、12分24秒、シルバースターのCBが三塁ベース付近の土で足を滑らせるという幸運はあったものの、松本が堀江に36ヤードのパスを通してTD。14−17と3点差で前半を折り返した。
後半に入ると、“エア・シーガルズ”が牙を剥いた。最初のプレーでパスを受けた安部が相手DFを一人、二人とひきずりながら42ヤードのロングゲイン。さらに相手のパスインターフェアで前進し、最後は中野が1ヤードを走って逆転に成功。
そして続くシルバースターの攻撃を4プレーでパントに追い込むと、12プレーを費やしてK岩田のFGに結び付け加点。さらに相手のファンブルから攻撃権を得ると、お家芸のWRスクリーンから堀江が58ヤードを独走して31−17として勝負を決めた。
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