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サンスター VS 井内盛栄堂

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

サンスター ファイニーズ

3

0

7

0

10

井内盛栄堂 ブラックイーグルス

0

6

0

8

14


サンスター自滅!井内盛栄堂は嬉しい初勝利!

 先週、薄氷を踏む思いで勝利を手にしたサンスターファイニーズと、大敗を喫した井内盛栄堂ブラックイーグルスが対戦。
 予想とは全く違う展開に場内はどよめき、最後は井内盛栄堂が、スポンサーがついてから公式戦で初めての勝利を手にした。

 ファイナル6出場へ向け、生まれ変わらなければならないサンスター。その必死な思いが、試合開始早々からプレーに見られた。
 まずは主将のRB山崎が左オフタックル付近を走り、サンスターに復活の息を吹き込む。その後、RB中池、井場のランや、QB柴田からWR久村へのパスなどで2プレー毎に、ダウンを更新。
 そしてゴール前35ヤードからのプレーで、エース井場が左のスイープから右オープンを走り抜けエンドゾーンへ。
 誰もが幸先よいスタートかと思ったが、ホールディングの反則でTDのプレーが成立せず。再び攻め直すことになり、結局TD出来ず、K浅野の10ヤードのFGで3点を先制した。

 井内盛栄堂は、その後守備で粘りを見せる。ファーストダウンは取られるが、要所でQBサックなどを見せ、味方の反撃を待つ。
 そしてチャンスが訪れたのが、前半終了間際だった。敵陣45ヤードからの攻撃で、まずRB丹野が中央を抜けて16ヤードを獲得。
 次に、ここまで精彩を欠いていたQB杉谷がオプションプレーでキープして一気にゴール前まで迫り、最後はRB山本が相手守備に跳ね返されながらも、エンドゾーンに倒れ込みTD。逆転して前半を終えた。

 なんとか嫌なムードを断ち切りたいサンスターは、後半開始早々にビッグプレーで逆転に成功する。
 井内盛栄堂のK朴がキックオフしたボールを、KR井場がほとんど誰にも触れられることすらなく87ヤードのリターンTDしたのだ。しかも次の井内盛栄堂の攻撃では、そのK朴が36ヤードのFGを失敗し、流れは完全にサンスターに傾いた。

 しかし、ここでサンスターはその流れを自ら投げ出してしまう。

 QB柴田が2シリーズ連続してインターセプト。その2度目には、攻撃権を得た井内盛栄堂が、QB杉谷のパスからのスクランブルでゴール前まで迫り、最後は山本がパスを受けTD。2ポイントコンバージョンでもWR国塩がパスを受けて成功させ14-10とリードした。

 その後のサンスターはプレーが進んでも、反則で罰退の繰り返し。逆転をかけた残り11秒からの攻撃でも、まずパスを決めて残り2秒というところでプレーをせずに、時計を止めるためボールをスパイク。しかし、笛が鳴ったときには時計は0を指しており、サンスターは昨年に続いて井内盛栄堂に敗れた。

 「OLの児島大介が、自分から志願してDLとしてもプレーしたんです。全員が、勝つために必死に頑張った成果だと思います。ただ、ミスも多いのでこれからもしっかり反省して戦います」と義政監督。
 一方の村田ヘッドコーチは「予想外の展開だった。選手はやる気もあるし、努力もしているのに結果につながっていません。何でこうなるんでしょう」とよもやの敗戦に呆然としていた。


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