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井内盛栄堂 VS イワタニ

チーム名

1Q

2Q

3Q

4Q

TOTAL

井内盛栄堂 ブラックイーグルス

0

3

0

0

3

イワタニ サイドワインダーズ

0

7

14

20

41


イワタニ、念願の初勝利!下位争いは混沌

 入替戦出場を避けるために、なんとかもう1勝を挙げたい井内盛栄堂ブラックイーグルスと、ここまで勝ち星に恵まれないイワタニサイドワインダーズが対戦した。

 前半は井内盛栄堂が押しぎみに試合を進めた。自陣31ヤードからの攻撃では、QB杉谷からWR国塩へのパスを2回決め敵陣へ。ここからもWR高増へのパス、RB山本のランなどでゴール前15ヤードまで迫り、最後はK朴が32ヤードのFGを決めて幸先よく3点を先制した。

 対するイワタニは、QB大橋がパスをインターセプトされたり、失敗したりとなかなか進むことができない展開が続いていたが、井内盛栄堂のミスからチャンスを得る。
 QB杉谷から国塩へのパスが通った後、そのボールを国塩がファンブルしてイワタニの栄がリカバー。攻守交代し、自陣46ヤードからの攻撃権を得た。
 ここから、RB近藤や山本のラン、そしてWR西脇へのパスでゴール前まで迫ると、最後はイワタニらしくTDパス。RB木下へのパスが決まり7−3と逆転した。

 この逆転で勢いに乗ったチームはもう止められない。試合開始早々から、あまり元気のなかった井内盛栄堂は、後半の第1シリーズこそパスとランをうまくつないで35ヤードのドライブを見せたが、その後はイワタニのオンステージだ。

 第3Q中盤には近藤のランやパスキャッチで敵陣に攻め込み、試合を決定づけるTDをWR下里への30ヤードのロングパスで奪う。
 また相手ファンブルで得たゴール前32ヤードからの攻撃でも、山本のランが確実に第1ダウンを獲得し、QBに松本も併用しながら、21点目奪った。

 勢いの衰えないイワタニは第4Qに入ってもK豊野がFG2本を決め、RB木下、山本が1本ずつTDを奪い41−3で今季初勝利を挙げた。

 この結果、1勝3敗で井内盛栄堂、イワタニとサンスターが並び、入替戦出場の行方は、当該チームの得失点差で争われる可能性が高くなってきた。
 そうなると井内盛栄堂は絶体絶命のピンチだ。義政監督も「かなり厳しい立場におかれたと思います。QBの杉谷も前の試合で怪我したことで、練習不足でした。ブラックらしいフットボールが出来なかったことが何よりの敗因ですね」と試合後はしばし呆然。

 一方、初勝利をおさめたイワタニの森下ヘッドコーチは「ようやく晴れてくれました。特に課題であったキッキングにミスがなかったことが大きいと思います。それと近藤がよく走ってくれました。新人の山本が入って刺激を受けたのか、これまで試合でも見たことがあまりなかったセカンドエフォートを見せるなど意欲的に頑張ってくれています。できたら昨年以上の成績を残したいので、あと1勝を挙げたいですね」と次のマイカル戦も目標をもって取り組む決意だ。
 この日も154ヤードのパスを決めた大橋は「ランが出ていたお陰で、パスもなんとか通すことができましたが、自分自身の評価はまだまだです。これまで期待をかけられたわりに、周りに迷惑をかけてきたので、なんとか最終戦で一矢を報いたいですね」と、こちらもマイカルとの一戦で今シーズンを気持ちよく締めくくりたいようだ。

 


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