昨年はディビジョン優勝した日産プリンス東京スカイライナーズが、今年Xリーグに再昇格したばかりの東京海上ドルフィンズと対戦。
先制は許したものの、40−14の大差で下し、連覇に向かって順調なスタートを切った。
第1Q、東京海上は、日産プリンス東京の攻撃をパントに押さえたあと、今年からQBにコンバート、スターター起用のQB高橋がランパスを織り混ぜた攻撃で、日産プリンス東京の守備陣を翻弄して前進していく。
そしてWR千葉へのパスでゴール前10ヤードまで持ち込むと、7分26秒、QB高橋からWR大西へのTDパス(TFPキック成功)で7点を先制する。
しかしその直後、日産プリンス東京はキックオフリターンをKR長谷川が、75ヤード独走してTD。TFPキックもK渡辺が決めて7−7。試合を振り出しに戻す。
さらに日産プリンス東京は、10分39秒に先発QB近藤(秀)がオプションキープして71ヤードを独走。そのままエンドゾーンに駆け込みTDを奪い、14−7と逆転。
第2Qに入り、東京海上はRB荒井の39ヤードロングゲインランで敵陣26ヤードまで進む。しかし、ここで2回連続反則を犯し、大きく罰退、得点チャンスを逃がす。
日産プリンス東京はLB近藤(茂)がインターセプトからチャンスをつかみ、3分29秒にK渡辺が43ヤードFGを決めて17−7。
東京海上はランを中心に攻撃を進め、敵陣22ヤードまで攻め込むが、ここでも日産プリンス東京のDB吉田がインターセプトを決めリターン。
日産プリンス東京は敵陣33ヤードから攻撃を開始。RB氏家の中央突破10ヤードランでTD。24−7と大きくリードする。
東京海上はRB荒井のランプレー、TE塚田へのパスなどで得点圏内に入り、26ヤードFGを狙うが失敗。得点をあげることができない。
後半に入り、強風と激しい雨が降りだす悪天候。東京海上はQBを中井に代える。日産プリンス東京もQBを岡本にスイッチ。
日産プリンス東京は、敵陣30ヤードまで攻撃を進めるが雨の影響かファンブル。攻撃権を奪われるが、守備陣が頑張り東京海上に得点を許さない。
第3Q7分51秒、W杯日本代表チームでも活躍した、RB関野が2連続キャリアーしてTD。TFPも決まって31−7。
第4Q、東京海上はQB高橋のパスが冴え、敵陣4ヤードまで持ち込む。RB横倉が1ヤードを飛び込みTD。14−31と追い上げる。
しかし日産プリンス東京はK渡辺の44ヤードFG、9分38秒にもRB関野が3ヤードを走りTD、40−14で初戦を飾った。
日産プリンス東京・石原ヘッドコーチは試合後、「やりたいことが全くできていない。ミスの連続だった。本当は60−0くらいの試合ができたはず。中途半端すぎた。反省して立て直しですよ」と厳しい表情をみせた。
|