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解説記事
オンワード VS 東京三菱銀行
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
オンワードオークス 7 19 0 14 40
東京三菱銀行センチュリアンズ 0 0 0 0 0

新人RB杉澤が絶好調!オンワード3連勝で単独首位!
 開幕戦で、前年王者のリクルートを敗ったのち、東京海上戦では、苦しみながらも勝利をものにしたオンワードオークスと、さくら銀行に薄氷を踏む思いで勝利をあげたあと、前節はリクルートに0−66と、記録的な大敗を喫した東京三菱銀行センチュリアンズが対戦した。
 試合はオンワードが40−0と、圧倒的な力の差をみせつけて勝利。これで3連勝とリーグ単独首位に踊り出た。

 これまでの2試合に続いて、QB冨沢を先発に起用したオンワードは、リクルート戦でも、大活躍の新人RB杉澤にボールを集中する。
 RB杉澤のキャリーの回数は実に22回(獲得114ヤード)。オンワードの攻撃回数63回のうち、実に3プレーに1回はRB杉澤がボールを持ったことになる。
 人に強く、粘り強い走りが身上のRB杉澤は第1Q、小刻みなカットを駆使して40ヤードの独走で、先制TDを挙げると、第2Qに入った直後にも、5ヤードのTDランを決め14−0とする。

 投げてはQB冨沢が、インターセプトから掴んだ敵陣15ヤードからのチャンスに、東京三菱銀行のパスラッシュを浴びつつも、WR福田にTDパスを決め20−0とする。
 さらに前半終了間際の2ミニッツオフェンスでも、落ち着いたプレーぶりで、敵陣40ヤードからの攻撃を鮮やかにコントロール、最後はWR神へのパスを決めて26−0で折り返した。

 一方の東京三菱銀行は、第1QにQB松平からTE仁尾への26ヤードパスが決まって、ゴール22ヤードまで攻め込むことに成功するものの、結局FG失敗で終わってしまう。
 以降は、トラッププレーなどで、時おりRB大西らが好ゲインをみせるものの、チャンスらしいチャンスはこの第1Qのシリーズのみ、という寂しい結果となってしまった。
 DE本間や伊藤がQBサックをして見せるなど、ディフェンス陣にはビックプレーが生まれるだけに、今後はオフェンス陣の奮起に期待がかかる。

 オンワードは、第3Qに入ってから「これまでやってなかったから」(野田監督)という理由で、ワンバック体型からノーハドルの組み立てを試みるが、肝心のQB冨沢のプレーが若干雑になり、得点に到らなかった。
 結局は、もとのI体型に戻し、WR河本のパスキャッチやRB杉澤のスクリーンで2TDを追加し、40−0で3勝目を挙げた。

 試合後、オンワード野田監督は「守備の完封はよかったが、攻撃はまだまだ一気に畳み掛けられない部分があり未完成。選手たちもそのことは良く分かっていると思う」と完勝にも不満をにじませた。
 また、この日も出場のなかったQB須永に関し、試合勘の面で心配はないのかという質問に「今はむしろサイドラインで(ヘッドコーチの)デイビッドとの意思疎通をはかっている。デイビットと須永の考えが一致するようになれば、いざというとき安心だからね。それに須永はフラストレーションを感じたら、自分で『出たい』というさ」と前面的に信頼を寄せている様子だった。




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