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解説記事
東京三菱銀行 VS 東京海上
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
東京三菱銀行センチュリアンズ 0 3 0 0 3
東京海上ドルフィンズ 0 3 9 0 12

EAST最終戦。東京海上が嬉しい2勝目!
 東京海上ドルフィンズが東京三菱銀行センチュリアンズに「予想していた通りのロースコア」と、東京海上・大村ヘッドコーチがいった12−3で勝ち、2勝3敗となりEAST4位を決めた。
 負けた東京三菱銀行は1勝4敗で、EAST5位となった。

 1勝3敗同士の戦いは第1Q、ともに守備のがんばりで得点圏内に入り込むことができない。
 均衡を破ったのが東京海上。QBを中井から高橋に代えて東京海上は攻撃にリズムがでた。WR大西へのパスでゴール前1ヤードまで攻め込む。ここからラン、パスが決まらずTDには至らなかったが、K松本が24ヤードFGを決めて3−0と先制する。

 しかし東京三菱銀行は、新人QB北沢仁(中央大)がパスで陣地を進める。新人WR上山真(慶応大)へのパスも通り敵陣に入る。
 ここでQB北沢からSB森分へのフリーフリッカーで、ターゲットが見つからず、森分がスクランブル発進。敵陣21ヤードまで進む。
 だが、東京海上ディフェンス陣に進攻を阻まれ、K渡辺が32ヤードFGを成功させて同点に持ち込む。

 後半に入って東京海上は攻撃をテンポよく進め、第3Q5分48秒に、K松本が41ヤードのロングFGを決め6−3と3点差をつける。
 さらに10分5秒には、QB高橋がWR大西への51ヤードの超ロングTDパス(キック失敗)を決めて12−3とリードを広げる。

 東京三菱銀行は、QBを森分に代えて挽回を図る。
 第4Qには、DB唐沢がパスをインターセプトして絶好の得点チャンスを迎える。しかし東京海上のDB久乗がQB北沢の投げたパスを再びインターセプト。得点に結びつかなかった。

 東京三菱銀行は試合終了間際に、QB北沢のパスでゴール前5ヤードまで攻め込む。ここでTDを狙ったパスが失敗、続くランプレーも東京海上の好守に阻まれてしまい、追加得点をあげることができない。
 東京三菱銀行にとっては、東京海上ディフェンス陣にランプレーをわずか54ヤードに押さえ込まれたのが痛かった。

 東京海上の大村ヘッドコーチは「完封するといっていた守備は全く心配していなかった。ただ攻撃は東京三菱銀行の守備が、スカウティング通りではなかったために攻めあぐんでしまった。TDを奪ったプレーは、ずっと練習してきたプレー。これまでの試合で使っていなかっただけに会心のTD。選手たちがこの成績でもう一度がんばろう、と思ってくれれば、来年は期待できると思う。来年こそ上位3チームにひとつでも勝ちたい。決して勝てない相手ではない」と、早くも来年に目を向けていた。

 この試合でEASTの全日程が終了。
 優勝は5戦全勝のオンワードオークス、2位が4勝1敗のリクルートシーガルズ、3位が3勝2敗の日産プリンス東京スカイライナーズ、4位、5位が東京海上、東京三菱銀行と続き、6位は5戦全敗のさくら銀行ダイノスという結果に終わった。




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