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解説記事
アサヒ飲料 VS 井内盛栄堂
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
アサヒ飲料チャレンジャーズ 7 0 7 2 16
井内盛栄堂ブラックイーグルス 0 7 0 0 7


井内盛栄堂の気迫届かず!アサヒ飲料まずは白星発進。
 ディフェンディングチャンピオンのアサヒ飲料チャレンジャーズと、何とか今季こそは入替戦出場を免れたい井内盛栄堂ブラックイーグルスが対戦した。

 立ち上がりから井内盛栄堂が仕掛けた。キックオフでいきなりオンサイドキックを見せたのだ。ボールはかろうじてアサヒ飲料が押さえ、敵陣45ヤードからの攻撃となったが、井内盛栄堂のこの試合への意気込みが感じられた。
 そのアサヒ飲料の攻撃だが、RB吉田や丸山らのランプレーもTDには一歩及ばずFGを選択。43ヤードからのトライとなったが、左にはずれ先制点のチャンスを逃した。
 しかし、アサヒ飲料は次のシリーズで、RB中村が37ヤードのビッグランを見せ一気にゴール前18ヤードまで迫る。ここから、吉田のラン、そしてQB田中からWR鶴亀へのパスも決まり残り3ヤード。ここで再び田中が、今度はRB進藤にパスを決めてTDし、7−0とリードした。

 一方の井内盛栄堂も自陣14ヤードからの攻撃で粘りを見せた。RB山本拓也の中央、そして同じくRBの丹野のオフタックルへのランが炸裂。QB杉谷もWR竹田へのロングパスを決めてゴール前27ヤードまで迫ったが、最後はK丹野が43ヤードのFGを決める事が出来ず攻守交替となった。
 しかしアサヒ飲料はここで痛恨のミスを犯す。第3ダウン残り9ヤードで田中の投じたパスが井内盛栄堂LB益田の胸にすっぽりと入り、そのままゴール前1ヤードまで持って走られたのだ。
 井内盛栄堂はここできっちりと丹野が右オフタックルを走り抜けTDし、なんと同点に追いついた。

 一進一退が続き前半終了。後半開始早々、勢いにのる井内盛栄堂がキックオフ直後のシリーズでロングドライブを見せた。
 自陣26ヤードからの攻撃で杉谷から竹田へのパス、そして丹野、山本直彦のランで敵陣27ヤードまで攻め込む。しかし、ここで再び丹野が45ヤードのFGをトライしたが距離が届かず失敗。

 一方のアサヒ飲料はQBを移籍してきた小川に代えた。その小川は自陣28ヤードから吉田と中村のラン、そしてWR高橋へのパスも成功させるなどリズムを作り上げる。
 そして最後はTDシーンが似合う男、中村が右オフタックルを走り抜けTD。14−7とした。

 その後はパンター田中の絶妙なパントで相手の攻撃を自陣1ヤードからとしたチャンスにセーフティーを奪い16−7としてほぼ試合を決定づけた。

 試合後、藤田ヘッドコーチは「接戦は十分にあり得ると思っていましたが、本当に勝てて助かりました。小川の起用については、我々スタッフが彼の能力に追いつくことがまず必要だと感じています」とこれからの上位チームとの戦いに備える。
 また小川は「練習が満足に出来ていないので、プレッシャーをかけられるとやばいですね」とまだまだ本調子ではない様子だ。

 チームに気合いを入れるため最初からDLとして出場し、負傷退場した井内盛栄堂の44歳現役選手でもある義政監督は「自分に対し情けなく思います。詰めは甘かったが、チームの調子も悪くないのでこれからに期待してください」と話していた。

 



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