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解説記事
湖北ファイニーズ VS 井内盛栄堂
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
湖北ファイニーズ 7 0 0 0 7
井内盛栄堂ブラックイーグルス 0 0 6 0 6

湖北ファイニーズ薄氷の白星!ようやく笑顔。
 ここまで2敗同士の対戦となった湖北ファイニーズと井内盛栄堂ブラックイーグルスの戦いは、手に汗握る熱戦が繰り広げられた。

 まずは湖北の第2シリーズ。自陣24ヤードからの攻撃で、RB井場の大胆なランと、QB義永の走力を生かした攻めで、敵陣38ヤードに突入。そして、ここでは義永がTE桜庭が21ヤードのパスを決め、ゴール前17ヤードにまで迫った。
 ここからRB山崎を徹底的に起用し、最後は左のオープンを駆け抜け、第1Q早々にTDを奪った。

 対する井内盛栄堂は、QB杉谷がパス攻撃に転じるものの、湖北のプレッシャーに押されて思うように投げることができない。そんな中、湖北の山崎のファンブルから得たチャンスでは、自陣30ヤードから杉谷がようやくWR芝田へ33ヤードのパスを決め、一気に敵陣へ。
 ここからWR国塩へもパスが決まり、ゴール前25ヤードまで迫ったものの攻めきれず、FGを選択。
 しかし丹野のキックはゴールポストまで届かず追い上げるチャンスを逃した。

 また前半終了間際には、湖北が井場、山崎のラン、そして義永からWR足立や久村へのパスが決めて再びゴール前13ヤードまで迫ったが、ここから義永が投じたパスを、エンドゾーン内で井内盛栄堂のLB木村にインターセプトされTDどころか、FGすら奪う事が出来なかった。

 後半に入ってからも湖北は決め手を欠く。インターセプトから得た、敵陣43ヤードからの攻撃では、井場、山崎が走るものの、反則で罰退するなど得点を奪うことができない。
 また、自陣30ヤードからの攻撃では、義永からRB磯田へのハンドオフにミスが起こりファンブル。井内盛栄堂にゴール前27ヤードからの攻撃を許してしまった。

 絶好のチャンスを得た井内盛栄堂も、ここはRB山本(直)がまず2ヤード進め、最後は丹野がしっかり25ヤードを走り抜けTD。しかし、その走りで疲れが出たのか、トライフォーポイントをK丹野が左にはずし7−6と同点に追いつくことが出来なかった。

 第4Q、湖北は防戦一方。しかも残り約2分からの井内盛栄堂の攻撃では、杉谷からWR竹田、勝田、RB山本(拓)へのパスを決められ、ゴール前20ヤードまで迫られた。

 そして、37ヤードのFGを選択した井内盛栄堂は、K丹野が先程のトライフォーポイントを外した雪辱に燃えるキックを見せたが、ラッシュしていた湖北DL森が右腕で執念のブロック。
 ボールはポストに届くことなく試合が終了した。

 試合後、その殊勲のブロックを見せた森は「自分の前のブロッカーを2人で押し込んだんですが、“青天”したんです。それで行けると思いました」とチームを窮地から救ったプレーを冷静に振り返る。
 一方の井内盛栄堂の義政監督。「いつもはあそこ(FGのブロッカー)には、自分が入っているのに、第1戦の怪我で出場出来なかったのが痛かったです。僕が出ていれば何とか…」とかなり悔しそうだった。




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