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解説記事
松下電工 VS 井内盛栄堂
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
松下電工インパルス 0 13 10 17 40
井内盛栄堂ブラックイーグルス 0 3 0 8 11

ミスと反則、40得点にも笑顔なし。課題の残る松下電工。
 前節でマイカルに敗れ、ファイナル6出場のためにはもう負けられない松下電工インパルスと、何とか白星が欲しいここまで全敗の井内盛栄堂ブラックイーグルスが対戦した。

 これまでの3試合で、いま一つ波に乗り切れていない松下電工。スタートQBに夏からQBの練習を本格的に始めたばかりという秋山を起用し、現状打開を模索したものの、試合開始早々はいつもの松下電工だった。
 DB野村が競い合いながら相手パスをインターセプトし、いきなり敵陣18ヤードからの攻撃となった第2シリーズでも、RB樫野や粳田のランが冴えず4thダウンでFGを選択。しかし28ヤードのキックをK太田が外して先制点を奪うことすらできない。
 次のシリーズも4回で攻撃を終えるなど、全く良いところなく嫌なムードが漂った中、チャンスは相手チームが与えてくれた。

 第1Q終了間際に、DB冨田が相手パスをインターセプト。自陣45ヤードからの攻撃で、粳田が4度にわたり中央付近を突くランプレーを見せ一気にゴール前11ヤードまで迫る。
 ここからもRB小林が着実な走りで、ゴール前1ヤード。しかしここで痛恨の反則、5ヤード罰退し、結局23ヤードのFGを太田が決め先制点を奪った。

 しかも次のキックオフでは井内盛栄堂のリターナー荒田がボールをファンブル。今度はゴール前17ヤードからの攻撃権を得た。
 ここでは2プレー目に秋山が14ヤードを走ってエンドゾーンにかけ込んだが、ホールディングの反則でTDならず。罰退を余儀なくされ46ヤードのFGで3点を追加するにとどまった。

 松下電工が、TDを奪えたのは前半残り2分になってからだ。秋山からTE門脇へ17ヤードと13ヤードのミドルパスが決まりTD。13ー0とリードを広げた。
 井内盛栄堂も前半終了間際に、K丹野が44ヤードのFGを決めて3点を奪い前半を折り返した。

 松下電工は後半に入ってからも相手パントを、ラッシュしていた上田がブロック。転がるボールを拾い上げてゴール前25ヤードで攻撃権を得たが、これもTDに結びつけることができずFGで3点。
 その後も、それまでのうっぷんを晴らすかのように、RB小林がサイドライン際を50ヤード走り抜けTDを奪ったり、秋山からWR古本への46ヤードのロングパスで得たチャンスに、同じく小林がTDするなど40点を奪うことはできた。

 対する井内盛栄堂は、11分23秒にQB杉谷からWR竹田や高増、TE芝田、白数へのパスが決まって得たチャンスに、最後は国塩が13ヤードのパスをキャッチしてTD。トライフォーポイントもプレーを成功させて8点を返したが、時すでに遅かった。

 試合後、松下電工の村上監督は「相手に助けられました。点は取れたけど選手が状況を分からずプレーするなど内容が悪すぎます」とかなりご立腹。またQBとして初めて1試合をプレーした秋山は「後半から攻撃のリズムが解り出しました。勝ててよかったです。次は高橋だと思いますが、自分が出るときはミスをしないように心掛けます」と話していた。




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