X League
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解説記事
イワタニ VS 井内盛栄堂
チーム名 1Q 2Q 3Q 4Q TOTAL
イワタニサイドワインダーズ 7 0 7 0 14
井内盛栄堂ブラックイーグルス 7 10 7 6 30

井内盛栄堂が嬉しい初勝利!Xリーグに残留決定!
 負ければ入替戦出場となるイワタニサイドワインダーズと、井内盛栄堂ブラックイーグルスとの戦い。
 ともにここまで守備でチームを支えてきた両チームだけにロースコアが予想されたが、終わって見ればそれぞれのチームにとって最多得点と最多失点の試合となった。

 スタートQBに松本を起用してきたイワタニ。第1シリーズは、得意のランで攻めたものの4回で攻撃を終えた。そして次のシリーズ、自陣25ヤードからの攻撃の第3ダウンでビッグプレーが出た。松本からパスを受けたTE越智が、50ヤードを走り一気にゴール前22ヤードまで迫る。
 そしてここから木下が中央を突破し22ヤードを走り抜けTD。松本の起用が成功し、先制点を奪った。

 しかし、3年連続入替戦出場だけは阻止したい井内盛栄堂も、次の攻撃で見事なドライブを見せた。 自陣34ヤードからQB杉谷の積極的なランと、RB山本(拓)、WR国塩へのパスが立て続けに決まり、敵陣31ヤードまで攻め込んだ。
 ここからRB丹野や山本(直)のラン、そして最後はホットライン国塩へのパスでTDし、すぐさま同点に追いついた。

 井内盛栄堂は次のシリーズでも自陣40ヤードから国塩、山本(直)へのパスや、その山本の30ヤードのビッグランなどでボールコントロールし、最後は山本のランでTD。
 またその次のシリーズもK丹野が34ヤードのFGを決め17ー7で前半を折り返した。

 後半に入ってからも井内盛栄堂は、フィールドポジションにも恵まれ、第3Q5分52秒には杉谷が自らエンドゾーンに走り込んでTDを奪う。
 イワタニもRB廣長の58ヤードのビッグランなどで7分22秒にTDを奪い、なおも自陣19ヤードからの攻撃では、途中から出場のQB大橋からTE越智へのパスで追い上げムードが漂う。

 しかし流れを断ち切ったのが、井内盛栄堂DE白数のQBサックだった。逆転への思いも空しくなり、逆に次の井内盛栄堂の攻撃でRB丹野に一発TDを許してしまうなど、終わって見れば14ー30という大差でイワタニが完敗した。

 エースRB丹野はこの試合だけで117ヤードを走る活躍。最後はトライフォーポイントのキックも蹴られないほど疲れていたようだ。

 念願の初勝利に井内盛栄堂の義政監督も「本当に勝てて良かった。これで選手のリクルートも上手くいきます。ラインとバックス陣を補強していきたい」と早くも来季の話に及ぶなど上機嫌。
 またこの日大活躍のDE白数は「今日は本職(中学校教師)の行事があったのですが、チームの危機ですから無理を云って休ませてもらいました。大事なところで役に立てて良かった」と涙目で苦笑い。

 一方敗れたイワタニの森下ヘッドコーチは「最後まで粘りが出せなかった。オフェンスの方針を絞りきれなかったコーチングスタッフのミスです。Xリーグになってから初の入替戦ですが、なんとか残ります」と再起を誓った。




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