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【2nd Stage】パナソニック vs ノジマ相模原 試合レポート

’12.11.19

パナソニックインパルスとノジマ相模原ライズが対戦。ノジマ相模原は敗れればファイナルステージ進出の望みが絶たれる試合。一方、パナソニックも敗れればワイルドカードを抽選で勝ち取るしかなくなるという生き残りをかけた激しい戦いとなった。

 

まず先制のチャンスを得たのはパナソニック。2度目のオフェンスで、K#11佐伯が47ヤードのFGに挑戦するが失敗に終わる。しかしその直後、パナソニックに思わぬカタチで先制点が舞い込んだ。

ノジマ相模原のQB#10小島の投じたパスを、パナソニックDB#12今西がインターセプトし、そのまま30ヤードを走りTDを奪い取った。

 

さらにパナソニックは第2Q、パントで大きく陣地を挽回し、相手オフェンスを3アンドアウトで抑え込んだ敵陣39ヤードからのオフェンスを、RB#34橋本、QB#18大原、RB#1小林らのランで敵陣22ヤードまで攻め込み、最後はK#11佐伯が39ヤードのFGに成功し、10-0とリードを広げた。

 

 

QB#5木下

ノジマ相模原QB#5木下のキープでTDを奪い反撃開始

なかなかリズムに乗れなかったノジマ相模原だが、ようやく自陣21ヤードからのオフェンスで地力を発揮する。QB#5木下、RB#25東松、RB#2宮幸のラン、そしてQB木下からWR#16出澤へのパス、RB#32金子のランで敵陣18ヤードまで前進すると、QB木下が自ら持って走りTD。10-7と追い上げに成功した。

 

ノジマ相模原は次のシリーズでも、自陣29ヤードから、QB木下、RB宮幸のラン、QB木下からWR出澤へのパスで敵陣に侵入すると、再びRB宮幸のラン、そしてQB木下からWR#19中田へのパスでゴール前19ヤードとし、最後もQB木下からWR#7井本へのTDパスが決まり、14-10と逆転に成功。そのまま前半を終えた。

 

ハーフタイムで立て直しを図った両チーム。まずはパナソニックが自陣27ヤードからのオフェンスを展開する。

 

RB#2宮幸

攻撃の軸となったRB#2宮幸(20-103yd)

RB#3永冨のラン、QB大原からTE#84吉田へのパス、さらにRB永冨の2度続けてのランで敵陣35ヤードまで前進する。

ここからQB大原が再びTE吉田へパスを決め、反則でいったん5ヤード下がったが、相手ディフェンスのレイトヒットの反則でゴール前14ヤードとし、最後はQB大原がWR#7木下へのTDパスを決め、17-14と逆転した。

 

しかし、ノジマ相模原のリズムの良いオフェンスは止まらない。自陣24ヤードからRB宮幸の2度のラン、そしてQB木下がWR井本、中田、出澤へのパスを3本続けて決めると、またもやRB宮幸のランで敵陣22ヤードまで前進。

最後はQB木下が、パス体型を崩されタックルから逃げながらもターゲットのRB#20杉原へ27ヤードのTDパスを投げ込み、21-17と再び逆転に成功した。

 

対するパナソニックはラン、パスとも通らず、パントで攻撃権を放棄。そしてノジマ相模原のオフェンスとなったが、自陣42ヤードからの2ndダウンで、QB木下の投じたパスを、読み切っていたパナソニックDB#16小原がインターセプトし、そのまま45ヤードを走りTD。またもや24-21と逆転する。

 

 

DB#16小原

DB#16小原のTDでパナソニックが再逆転するが・・・

ノジマ相模原のオフェンスは、直後の自陣25ヤードからのシリーズでも、RB宮幸のラン、QB木下からTE#87原田へのパス、そしてRB宮幸の2度のラン、QB木下のカウンターラン、RB宮幸のランと、全てのプレーで、どんどんと陣地を進める。

ここでQB木下からボールをハンドオフされたRB東松がエンドゾーンへ向けて走るWR#88大滝へパスをするスペシャルプレーが決まってTD。28-24と三度(みたび)逆転した。

 

粘るパナソニックも直後の自陣33ヤードからのオフェンスでRB橋本のラン、QB大原からWR木下へのパス、RB#44浅尾のラン、QB大原の2度続けてのラン、そしてRB小林のランでゴール前22ヤードまで迫ったが、ここからパスを2度続けて失敗し、39ヤードのFGをK佐伯が決め、28-27と追い上げた。

 

さらに勝ち越しを狙ったがパナソニックだったが、要所でパスが決まらず、FGを狙える陣地まで攻め入ることができず、結局このままの1点差でノジマ相模原が勝利を収めた。

 

ノジマ相模原の須永ヘッドコーチは「第1Qに、いい入り方ができずそれを引きずってしまったし、オフェンスもポカをしすぎた。これでは、まだまだ日本一という資格がない。まだまだ頑張らないと」と、接戦となってしまった内容に厳しいコメント。「オフェンスはQBに安易で雑なプレーが多いので、練習で精度をあげていきたい。ディフェンスはチームの年数が浅く、選手の構成がいびつなので、コンディショニングをしっかりやっていきたい」と、ファイナルステージでの奮起に期待を寄せていた。

 

一方のパナソニックの荒木監督はラン喪失が201ヤードだったディフェンスに対し「ランプレーと、QBのスクランブルランを止めることでロースコアに抑えられるというプランだったので、よく走られたのが痛かった」と、振り返る。一方100ヤードしか前進できなかったランオフェンスには「我慢しながらよく攻めたが、もう少しランを出したかった」と言葉少な。

試合後の富士通とワイルドカード出場権をかけた抽選にもはずれ、足早に会場をあとにした。

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